2016年08月31日

秋めく景色にゲッパとホキ

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晩夏のヒガハスを、2両のホキを牽引するEF65 1118号機(ゲッパ)が往きます。
短い編成ゆえに少々物足りなさも感じるとともに、ずいぶんオーバーパワーだなー…という印象が強く見て取れますが、これはこれで。
前面は残念ながら…といった光線状態でしたが、傾きだした陽の色彩が側面を照らし、列車にも風景にもいい雰囲気を醸し出してくれています。
この列車はどこを目指すのでしょうか。
また、ホキには積荷のバラストが入っているのでしょうか。
旅客列車のように行先表示などがない分、そういった部分で謎を少し残しつつ去っていく貨物列車には、ちょっとしたロマンを感じてしまいます。
事前に運行情報などの予備知識を持っていた方や、あとから調査をした方にとっては「ただの列車」にしか見えないのかも知れませんが…。|д゚)

この日は「East i−D」の回送が行われることに加えて「寝台特急カシオペア」の運転日だったせいか、結構な人数がカメラを構えていました。
日没が次第に早くなってくる時期でもありますから、カシオペアを撮るには、まだ陽の残る今のうちに!と考えてのことでしょう。
もちろん、このゲッパ牽引である貨物列車の通過も、要因の1つとして考えられます。
…「ゲッパ」については(かなり)おおまかではありますが記事を書いていますので、こちらもご参照いただければと思います。
この写真を撮影した3年後には消えていく運命にあるゲッパ。普段からもっと撮っておけば…と後悔しています。
原因が原因なだけに、さよなら運転も行われませんでしたから。
でも、長野への廃車回送には、恐らく大勢の鉄道ファンが注目したのでしょうね。

ところで「ヒガハス」とは、東北本線の「ヒガ(しおおみや)」+「ハス(だ)」間の撮影スポットを指す略語。
ここは大都市である大宮から10kmと離れていない場所にありながら、見晴らしがよく長い編成の列車も撮影が可能で、ネタ列車が通るときは鉄道ファンが大挙して訪れる、超有名スポットです。

また田圃地帯でもあり、秋ともなるとこの写真のように稲を写しこむことが可能です。
この時の稲穂の様子は、すでに実りの時期を迎えており収穫も間近といったところ。
空は高くなり、すじ状の雲が秋らしさをより引き立てていますね。
しかしまだ残暑は厳しく、たとえ短時間の行軍でも熱中症に対して油断のできない状況は続いています。
歳時記としてはとっくに秋なのですが、カレンダー上はまだ8月ですものね。|д゚)

こういった場所には近くにコンビニや自販機があるケースが少ないため、水分や空腹時にパクつくものなどは下車駅などで事前に用意しておくのが賢い方法です。
もう一つ困るのがトイレですが、これはもう我慢するか軽犯罪に触れる行為をするか…もしくはどれだけ離れたところにあるか分からないコンビニを探すか。それとも駅まで戻る?
これも事前に済ませていくのが妥当ですが、時間ギリギリで急いでいたり、ネタ列車を撮るためよりよい立ち位置を確保することで頭がいっぱいの場合などには、案外忘れがちなんですよね…。

沿線撮影、特に市街地から外れた場所では十分に時間と心に余裕をもって。
そして平和で楽しいひと時を過ごしたいものですね。

撮影データ:
2012年8月 JR東北本線 東大宮〜蓮田
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2016年08月28日

♪汽笛一声よんはちごー

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プアーーン!!
「びっくりした?」
「したよ!」
…てな感じ。

とある跨線橋から、会津若松行きの下りあいづライナーを狙います。
カメラをセッティングし、列車の登場を今か今かと待っていると、やってきました国鉄色485系。
さぁ、いつシャッターを切ろうかと緊張していると、突然のタイフォン(警笛)一声。
撮影者は全員跨線橋上にいたため、列車に対して危険行為をしている人はいない…ということは、好意的に考えると運転士さんなりの挨拶だったのかもしれません。
ですが、そのいきなりのタイフォンのタイミングと音量に非常に驚いて、思わず指をかけていたレリーズを切ってしまいました。
結果、とんでもない早切り…この写真は結構トリミングしています。
素早く気を取り直して、本来狙っていた位置でシャッターを切ることはできましたが、まさかそれよりも、この切り位置での画像の方がネタとして美味しいものとなってしまうとは…。|д゚)

ヘッドライトの上部にある、丸いタイフォンのカバーがパカッと開いているのがお分かりいただけると思います。
そこからタイフォンを鳴らすためのエアーを排出し、前方に大きな音を響かせるのですね。
普通に撮影していると、このような様子は滅多にお目にかかれません。
485系の原形車両が現役で活躍している…いわゆる「生きている」状態でのこんな様子は、今となってはもう見ることができなくなりました。
その現状を鑑みると「これも貴重な記録になってしまったんだなー…」と、感慨深く画像を眺めるばかりです。

あ、タイフォンカバーで思い出しましたが、ちょっと前に「開いているとカッコ悪いから」などという理由で、接着剤で固定しようとしたとんでもない馬鹿野郎がいましたね。
そいつがその後どうなったのかは知ったことではないのですが、報道を見て「そんな小賢しい真似をするより、正々堂々と自分の腕で満足できる写真を撮ってみろ!」とつっこみたくなりましたね。
それともなにか?タイフォンを鳴らされるような危険行為を前提とした写真撮影をするつもりだったのか?
…全く、頭の中に何か湧いているとしか思えない、鉄道ファンの風上にも置けない大馬鹿野郎です。

話は変わりますが、基本的に「あるがままの姿を記録に残したい」というのが私のスタンスなので、よほどのものでもない限り…「ネタ」から「普段着(おおかたこちらがメインなのですが)」まで、貪欲と思われるほどにシャッターを切り続けています。
その時は別に大したものではなかったとしても、3年…5年…10年…と時間が過ぎていくにつれ「いい思い出」になったり「貴重な記録」に変化していくと思うんですよね。
遠くに光るダイヤモンドを見つけて突っ走るのもいいのですが、足元に転がっている鈍い輝きの石ころにもそれなりの価値があるんだよ?磨けば光るかもよ?
…なんて、偉そうに他人に語ることはしませんけど。|д゚)
自分の中では、そんな思いを大切にして鉄道活動を続けています。

撮影データ:
2013年8月 JR磐越西線 磐梯町〜東長原
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2016年08月26日

253系、金色の中を

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今月初旬には立秋を迎え、季節は次第に真夏から秋へ移り変わっていきます。
そして先週には処暑を過ぎ、暦の上では残暑が和らいでいく時期ではありますが、まだまだ日中は30℃を越える日が続いていますので、屋外に出て撮り鉄される方は油断されずに熱中症への警戒が必要ですね。

そんな気候の中ではありますが、自然は敏感に季節を感じ取っているようで。
モノサク一帯に広がる田圃地帯では、稲穂が色づき首を垂れ、収穫が間近であろう様子をうかがい知ることができます。
あと数日もすれば、刈り入れ作業が始まるであろうこの場所。
ギリギリのタイミングで、一片の欠けもなしに…まるで金色の絨毯をあたり一面に敷き詰めたような景色をとらえることができました。
時間はそろそろ夕方になりはじめる頃。
傾き出した陽の醸し出す色彩がいいアクセントになって、稲穂の持つ存在感をより引き立ててくれます。
そのせいもあるのでしょうか。列車のバックに写る木々も、真夏のそれとはちょっと違った様子に見えてくるから不思議ですね。
田圃では、収穫を終えて稲穂の代わりにはさがけや藁束が現れると、ワンテンポ遅れて気候が穏やかになり、ようやく秋の到来を肌で感じることができるようになります。
去りゆく夏に一抹の物悲しさを想うのもこの頃ですが、撮り鉄の皆さんにとっては風景などの被写体を秋モードに切り替えて、気分も新たに撮影に勤しむ楽しみもありますね。

さて、今回被写体とした列車は「特急成田エクスプレス」として活躍していた頃の253系電車。
6両+6両のフル編成でやってきたものですから、このレンズの焦点距離(APS−Cの単焦点50mm)の中に収まるかどうかが不安でしたが、思い切ってシャッターを切ってみたところ、どうにか無難に撮影できたのでほっと胸をなでおろしました。
…253系の成田エクスプレスといえば、毎日地元をブイブイ言わせながら走っていた列車でしたが、結局2010年6月の引退まで、乗車には至りませんでした。
なぜなら、地元駅から成田エクスプレスを利用して成田空港へ行くためには、一旦東京駅まで逆行しなければならず、また全席指定の上A特急料金を取られるなど、多くのデメリットをはらんでいたからでして。
それより、隣駅から「快速エアポート成田」のグリーン車自由席に乗る方がより現実的で、実際に海外へ出かけるときには毎回この方法をとっていました。
この快速を使っても成田空港への到達時間はせいぜい+30分程度でしたし、特急に追い抜かれる回数も1〜2回と、速達面をとってみてもあまり不便さを感じないんですよね…。

今、この253系に乗るためには日光・鬼怒川方面へ向かう「特急日光号」「特急きぬがわ号」を利用するか、長野電鉄を訪問するしか術がなくなっています。
しかし、この日光号・きぬがわ号に乗るには少なくとも新宿駅まで出なければならず、それなら隣駅から東武線を乗り継いで浅草駅か、とうきょうスカイツリー前駅へ出て「特急スペーシア」に乗った方が現実的という…。(;´Д`)

…これから秋を迎えるにあたって、日光・鬼怒川へ出かけるにはベストシーズンになります。
今度紅葉鑑賞のためにあちらへ出かける機会があれば、半ば強引ながら狙って乗ってみようかな、と思っています。

撮影データ:
2009年8月 JR総武本線 佐倉〜物井
Canon EOS KissX2 + EF50mm/F1.8U
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2016年08月24日

キヤE193、内房にて

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ちょっと列車が右下がりのように見えますが、これは下り勾配のせいです…多分。
この時は撮影に三脚とカメラ内蔵の電子水準器を使ったので、多分水平は出ている…はずです。|д゚)

今回の被写体は、非電化である久留里線の軌道検測を行うために、ディーゼル機関車DE10形に牽引されて一路木更津へ向けて内房線を下る、キヤE193系気動車です。
この車両の愛称は「East i−D」。…であることは、以前記事にしましたね。
久留里線での検測を終えると、都内までやってきて越中島線を走った後、新金線経由で帰っていきます。
これら2つの路線の検測をセットで行うのが通例ですが、その頻度はおよそ3か月に1回程度だそうで。
結構頻繁に行われているのですね。
しかし、なかなか撮影の機会に恵まれないのが残念なところですが…。

検測を行う線区までの道中は機関車に牽かれてくるのもこれまた通例となっていますが、自走してこないのは信号方式の都合でしょうか。
それとも、車両をできるだけ長持ちさせる為に必要時(検測時)以外には機関を動作させないようにしているのでしょうか。
この車両は頑張れば110km/hでの走行も可能らしいので、自走する方がダイヤの間を上手くすり抜けて素早く簡単に移動できそうですし、牽引機の都合をつける煩わしさも一気に解消できそうですが…。
まぁ、きっとそれなりの事情があるのでしょうね。

…この日の検測車は3両編成。ベーシックな構成です。
たまにマヤ50形をサンドして4両編成として、通常の検測と同時に建築限界の測定が実施されることもありますが、果たしてそれはどのくらいのペースで行われているのでしょうか。
私が越中島線を頻繁に追っかけまわしていた頃にも、1〜2回程度しか見たことがないのですが。
まぁ、すでに日常的に列車が走っている路線に対して建築限界をそんなに頻繁に測定する必要もないでしょうから、出番が少ないのは何となく理解できますけど。
運が強力に味方してくれれば、いずれは目にすることが…といったところでしょうか。

さて、この写真を撮影した日には、あいにく太陽がすっきり顔を出してくれることはありませんでした。
ピーカンよりちょっとくらい曇っていた方が、光線を気にすることなく撮影できるので楽ではありますが、写真映えなどを考えると、やはり晴れてもらった方がいいですね。
そして線路付近の田圃の稲に目をやると、まだ緑がちではありますが、よく見ると稲穂の先は首を垂れ、少しずつ色づいてきていることが分かります。
千葉のお米は収穫時期が早く、8月も後半になるとあちらこちらで刈り入れの様子が見られるようになります。
この場所も、恐らくあと数日もすれば、あたり一面黄金色に輝いてくることでしょう。
今年は個人的な諸事情があって、その様子をどこにも出かけて撮影することはできませんが、次回・次々回の更新あたりで過去に撮影したデータを引き出してきて、季節感を表していきたいと思っています。

#過去のデータといえば。
 先日HDD障害について記事を書きましたが、幸いにもデータは無事でした。
 鉄道写真と鉄道音声については複数のPCにデータを同期するとともに、クラウド上に保管することにしました。
 よほどのことがない限り、これらのデータのロストはないと思います。
 皆様にはご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。m(__)m

撮影データ:
2012年8月 JR内房線 袖ヶ浦〜巌根
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2016年08月22日

キヤE531、走る

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8年前(もうそんなに経ちますか)に開催された「水郡線営業所まつり」での1枚。

一見、何だかシュールな光景ですが。|д゚)
乗務員訓練用だと思われる小さな車両(下部にE531−2005と記述あり)に体験乗車のお客を乗せて動いています。
この車両の動力は、50ccくらいと思われる小さなエンジン。
保線用の「レールスター」に載っているエンジンと似たようなもの、と表現すれば分かりやすいでしょうか。
なので、この車両は「キヤE531−2005」と呼べないこともないですね。|д゚)
「水戸機械技術センター」が製造した(所属も?)もののようで、いつもは水戸駅の片隅に置いてあることが多いです。

この日は…ここまでどうやって持ってきたのかは分かりませんが、常陸大子駅に併設されている水郡線営業所の留置線において、短い距離ながら体験乗車することができました。
ヘッドライトが点灯しているのでお分かりいただけるかと思いますが、写真の左から右へ向かって動いています。
しかし、運転操作のための機器が写真の左側にしかないため、右へ動くときは「後進」へレバーを入れて、後方を確認しながら運転しなければなりません。
運転機器はごくシンプルな造りで、誰でも簡単に運転できそうに見えましたが、その道のプロが注意深く真剣に確認をしながら操作していたので、それなりの訓練を受けていないと難しいのかも知れません。
ましてや一般客を乗せての運転。万に一つでもミスがあってはならないですからね。

見た目はちょっとコミカルな感じですが、運転機器部分のスイッチ類を見る限りでは前照灯と尾灯に加え、車内の扇風機と室内灯、ワイパーや警笛も装備されている、本格的なものになっています。
さらに、非常ブレーキ弁やマイク、ドアスイッチが装備されているので、車掌の訓練用途に重きをおいた車両であることが推測できます。
そして、写真からも分かりますが、なぜかつり革が1つだけ付いています。
非常ブレーキ扱い時に、乗客がどのような影響を受けるのかを体感するためでしょうか?
…普段どのように使われているのかは、一般の旅客にはなかなか分からないですよね。
一度でいいから、本当の訓練に使用されているところを見てみたいものですが。

ところでこの車両、数年前の勝田車両センター公開時にも体験乗車に供されていたので、水戸近辺で行われるイベントにはちょくちょく出張しているようです。
その時は家族連れを中心に結構な人気を博していたので、小雨がぱらついて人の少ない、この写真の撮影時に乗っておけばよかった!と、今になってちょっと後悔しています。|д゚)

この写真とは別の画像も以前に公開しているので、興味のある方はこちらも併せてご覧くださればと思います。

撮影データ:
2008年8月 JR水郡線 常陸大子(水郡線営業所)
Canon EOS KissDigital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS
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2016年08月20日

原色485系

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過日、国鉄時代からオリジナルの姿を残す485系のラストランが行われましたね。
各地の鉄道ファンは、その雄姿を見届けようと最後の花道である南東北地方に集結。
たくさんのファンの暖かい目に見届けられ、引退していきました。

この写真は、それからさかのぼること約3年前。
磐越西線で料金不要の快速電車「あいづライナー」として運転されていた頃の、国鉄色485系の姿です。
この日は天候にも光線にも恵まれ、幸い(自分としては)よい記録を残せたと思っています。

485系と言えば、交直流のどちらにも対応し、さらに東西で異なる交流電源周波数50/60Hzの両方にも対応した、まさに信号の方式さえ合えば日本中の電化区間のどこでも活躍できる万能選手として名高く、地域によって多少の違いはあるものの、電化区間の少ない四国を除く全国に配置されました。
一昔前には全国どこに行っても見ることができたような気がしますが、気づいてみれば原形を保つ同形式は、仙台車両センターに少数が残るのみとなっていました。

この写真を撮影した日、この撮影地にも鉄道ファンが集まり、思い思いにカメラを構えていました。
磐越西線では、ちょうどDE10形が非冷房のキハ47形を牽引するというネタこちらこちらがあった日なのですが、ほとんどのファンにとってのメインターゲットはその列車だったようです。
もちろん485系にも注目しているファンも多かったのですが、各撮影地では特別に混雑する様子もなく、まったりと自分のペースで撮影に取り組むことができました。

「485系引退!」との情報が飛び交いましたが、ちょっと冷静に考えてみれば、これはあくまで「原型の様子を残すもの」に限ったことだったんですね。
ジョイフルトレインに改造された同形式はまだ一部の地域で活躍中ですし、糸魚川〜新潟間では3000番台が毎日快速列車として運行されています。
しかし、それもいつまで持つか…と思うところもあります。
現役のいずれの列車にしても、早めに記録や乗車は済ませておいた方がよさそうですね。

さて、夏も半ばを過ぎ、日照時間が次第に短くなっていくことが感じられるこの季節。
光線も若干傾いて、夕方が次第に接近していることを、写真全体の色彩からも読み取れます。
空に浮かぶ雲も、どこか秋めいているみたい。
田圃の稲もすくすくと生長していて、稲穂も大分それっぽくなってきましたが、色彩はまだ緑一色。
南東北地方に分類される会津地方では、収穫までもうちょっと時間がありそうです。

そんな景色の中を、普段通り粛々と485系が往きます。
引退騒ぎが起こる前にこの写真を撮影できたことを、ラッキーだと感じています。
私にとっては、これが原型の485系を撮影した最後のカット。
乗車については、先月記事を掲載した酒田駅から新潟駅まで利用した「いなほ」が最後となりました。
当時からもっと注目しておくべきだったと、今になって少々後悔していますが、情報が出ると人が集まりますから。
私は人ごみの中での撮影や乗車を嫌う方なので、その点からすれば騒ぎになる前でまぁよかったのかな…と思います。
普段着の様子。やっぱりこれが一番ですね。

それはそうと、この行程の途中で食べた喜多方ラーメンが非常に美味でした。
…会津若松駅の誤表示とは関係ありません。|д゚)

撮影データ:
2013年8月 JR磐越西線 会津若松〜広田
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2016年08月18日

門司港始発のかもめ5号

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今回は音声データを公開します。
先日記事にした「風景音」ではなく、いわゆる「音鉄」的に車内アナウンスを録音しました。

…ある夏の日の朝、かつて京都駅から博多駅を結んでいた夜行快速「ムーンライト九州」を門司駅で下車し、そこから普通列車に乗り換えて門司港駅へ到達しました。
目的は、門司港駅の歴史ある造りを見学して撮影することと、同駅から発車する特急列車「かもめ号」に乗って長崎方面へ向かうことでした。
音声は1日1本のみ存在していた、門司港駅始発の長崎行きの特急列車「かもめ5号」の車内アナウンスです。
録音レベルの設定ミスにより、音声が割れている部分もありますが、その点はテヘペロということでご容赦いただければと。

さて、このかもめ5号は1997年11月のダイヤ改正から登場した列車で、博多方面への通勤特急の意味合いも多分に含まれた側面を持っていました。
音声内にもあるように、博多までは自由席で博多から先は指定席となる車両も存在しているところからもうかがえますね。
JR九州管内では、通勤目的でも特急列車を気軽に利用できるような料金体系になっています。
これは都市間の距離が離れており、さらに普通列車の本数や所要時間を考慮すると、少々の料金を追加してでも特急列車を使う方が現実的という、九州ならではの事情があるためですが、デラックスな座席に座って悠々と通勤できるなんて、都内在住の身としては羨ましい限りです。|д゚)

東京近郊の列車には普通車グリーン席が連結されているものもありますが、平日の料金は長距離になるとちょっと気軽に…という感じではありませんし、時間帯によってはそのグリーン車も満席、というケースもよくあります。
しかもおおむね普通列車ですから、別に到達時間も変わりませんし。
定員制の通勤ライナーを運転している路線もありますが、そちらは長距離を移動する通勤客には好評なようですね。

話がそれてしまいましたが。
この門司港駅始発のかもめ号は、2005年3月のダイヤ改正で姿を消すことになります。
これによりかもめ号は、博多駅〜長崎駅間を中心とする列車に特化し、門司港駅〜博多駅間の特急列車には2000年3月に登場した「きらめき号」が残りました。
現在きらめき号に充当される一部の列車(787系)には、デラックスグリーン車や個室グリーン車が連結されているものもあり、通勤利用にはいささか行き過ぎかな?という感もありますが、それらの車両がなくならないところを見ると、一定の利用客がいるということなのでしょうね。

この時乗車した「かもめ5号」に充当されていたのは、885系電車。
革張りのシートにドサッと腰かけると、気分は社長か大臣か。
カーブで速度を落とさないように設計された振り子車両の乗り心地も申し分なく、本州各社の列車とは一味も二味も違った造りに圧倒されるとともに、これで通勤出来たらずいぶん…って、この話はもういいですね。|д゚)

長崎新幹線の建設が議論されている昨今ですが、もし開業となると「かもめ」の名称は新幹線に引き継ぎ、在来線特急は全廃になるのでしょうか。
ちなみに、博多駅〜長崎駅間の距離は、市布・肥前古賀・現川経由で約154km。
現行のかもめ号で2時間かからず結ぶ距離なので、莫大な建設費をかけてまでこれ以上のスピードアップは特に必要ないんじゃないかなー、と思いますが…。
JR東日本で実績のある山形・秋田新幹線のようなミニ新幹線規格ならまだしも、全線高架のフル規格の新幹線として開業したとなったら、並行在来線の3セク移行も懸念されます。
…それらもろもろ込めて、今後どうなっていくのかが注目ですね。

※再生の際は、音量に十分ご注意ください。


撮影データ:
2003年8月 JR長崎本線 諫早
Olympus C-720 Ultra Zoom (C-720UZ)

録音データ:
2003年8月 JR鹿児島本線 特急2005M クロハ884-(車番不明) 門司港発車前
SHARP MD-MS721 + AIWA製ステレオピンマイク(形式不明)
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2016年08月14日

これって必要?

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東武日光線・伊勢崎線、東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線に直通する、東武50050系の車外LED表示から。

7号車?
そんな情報はどうでもいい!種別と行先を表示してくれよ!
特に停車時間の短い駅では、表示が切り替わる数秒間ももったいないんだからさ!

いやー、これぞまさに「小さな親切、大きなお世話」の代表格ではないかと。
ほとんどの利用客にとっては必要のない案内だと思うのですが、なぜこんな機能を、しかも車外LED表示に付加したのでしょうか。
こんなの、各車両に号車札の1個でも設置すれば事が足りますよね。
そのためのコストすらケチりたいのなら、ステッカーでも貼っておけばそれで十分なのでは。
さらに言えば、切り替わる表示よりも、それらの方法で情報が固定されていた方が、必要なタイミングに一目で確認できてよいと思うのは私だけでしょうかね…。|д゚)
東武50050系はそれらの設置も難しいほど、編成車両の組み換えが頻発するのでしょうか?
初めて見たときには斬新だと感じましたが、実際に利用する機会が増えると「これはどうだろう…」と思うようになりました。

首都圏のJR線では、各ドアの内側に号車とドア位置が点字と共に表記されていますね。
こちらも、何のためにあるのかは謎ですが。
まぁ、車内に忘れ物をした時などに申告すると発見しやすいというメリットはあるでしょうけど、電車を降りた時点で果たしてどれだけの人がそれを覚えているか…。
それも、特にラッシュ時にはドアが閉まっている状態ですぐ近くにいないと、ほとんど確認することはできませんしね。

この号車に乗ると降車駅で階段やエスカレーターが近いので便利…とか、身体障がい者の方にとってはエレベーターに近い車両に乗ることを選べるのでメリットがある…ことくらいしか、私には考えが及びません。
ん?
…ということは、大半の利用客にとっては不必要なものでも、その中でごく少数かも知れませんけど、利用客の役に立っているケースもあるということですね。
マイノリティーな立場の人にもサービスを提供すること。
これも公共交通機関としての役目の1つですから、アリと言えばアリなのか…。
しかしそれも、号車札やステッカーがあれば事足りることなのかも知れませんけど。|д゚)

種別や行先の表示を切り替えてなお号車を表示する理由。
真の狙いはどこにあるのでしょうか?

撮影データ:
2008年8月 東京急行電鉄田園都市線 長津田
Canon EOS KissDigital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS
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2016年08月12日

レール輸送用の気動車

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短い夏休みの間に、未乗の飯田線を走破しよう!と思いたって出かけたときのこと。
この時はまだ「佐久間レールパーク」が中部天竜駅に併設されており、その珍しい保存・展示車両群に目を見張っていたところ、本線の方からディーゼルのエンジン音が近づいてきたことに気づきました。
飯田線は電化されているから電車しか来ないと思っていたのに、いったい何がやってきたのだろう?
…と駅へ向かってみたら、こやつが停まっていました。

JR東海の新型貨物用気動車、キヤ97系のR2編成です。
写真からもうかがえますが、よく見ると積荷はレールでした。
…っていうか、そもそもこの形式は、これまでJR東海管区内で機関車にチキを牽引させてレール輸送を担っていた車両達が老朽化していたことと、機関車の機回しなどの煩雑な作業の省力化を狙って製造されたものなので、積荷に関して言えばこの車両本来の使い方なんですね。|д゚)

JR東海には、この形式が5編成(R1〜R4、R101編成)存在します。
写真のR2編成を含むR1〜R4の編成は、25メートルの定尺レールを運ぶための2両編成の列車。
ロングレールを輸送する、いわゆるロンチキ運用の代わりをする13両編成のR101編成については、同形式でありながら他の編成とは形状などに大きな違いがあります。
その用途から、R101編成はロンチキならぬ「ロンキヤ」と呼ばれています。
ちなみに、このロンキヤの中に組み込まれている「キサヤ」という形式は、現時点ではJR東海にしか存在しないそうです。
ちょっと意外でした…。

形状と言えば、この車両には特筆すべき点が。
前面はJR東海の検測車両であるキヤ95系(ドクター東海)とほぼ同じ形状ですが、まるでそれから運転室部分だけを切り取り、あとのスペースはすべて貨物用に仕立てたような、珍奇であるとともにある意味潔い造りになっています。
先頭部分だけ見ると、鉄道系の博物館によくある運転シミュレーターのようでもありますね。
塗装について見てみると、前面はキヤ95系と同様に一面黄色の警戒色をまとっていますが、側面は銀色ボディーに濃淡の青い帯が入っています。
こういう側面の色使いの列車、旅客列車としてどこかで見た記憶があるのですが、どこだったかな…と。

本格的に気動車を貨物専用に仕立てた車両は全国的に見ても他に例がなく、この形式が一番手だそうですが、これに見習い今後は他社からも似た造りの車両が出てくるかもしれませんね。
「貨物電車」が存在する世の中ですし、レール輸送以外の用途として「貨物気動車」がどこかに突然ポンと現れても、何もおかしくはないでしょう。
一説によると、JR東海は機関車の運行をできるだけなくしたい方向で動いているとのことなので、出てくるとなればやはり東海エリアになるのかなー、と想像しています。

撮影データ:
2008年8月 JR飯田線 中部天竜
Canon EOS KissDigital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS
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2016年08月10日

豊鉄にて

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東海地方で唯一残された路面電車、豊橋鉄道の東田本線(あずまだほんせん。今度は間違えないですよ。)から1枚。

これはもしかしたら私だけなのかも知れませんが、路面電車に乗ると決まって撮ってしまうアングルがあります。
…それがこの写真。
独特な形状のマスコンと、それに向かって伸びる運転士さんの腕。
客室内から無難に、運転士さんの邪魔にならないよう撮影できるという点もあるのですが、何となくこの光景に路面電車ならではの風情を感じてしまうんですよねー。(*´ω`)

季節は真夏。
ですが、さすがに夏至の頃と比べると、陽の落ちるのがいささか早くなってきたことを感じます。
写真からは、真昼から夕暮れに移り変わっていく途中の、微妙な色彩になっている様子がお分かりいただけるかと思います。
時間的に考えても、多少はやわらかになりつつありますが、それでも真夏の太陽光線は刺激的。
運転士さんは、ひさしを出してなお眩しそうな様子です。
そして、その陽に向かって走る電車。
照らされた真鍮製のマスコンが鈍く光って、これまた独特の味わいを出していますね。

前面窓からチラッとのぞく道床に目をやると、完璧かつバッチリ丁寧に整備されているようには見えません。
全国的に見ても路面電車の道床って、どこもこんな感じでしたっけ?
当然ながら運営各社によって多少の違いはあるでしょうけど、まずは安全第一で。
その上で、できれば乗り心地の良さを提供してくれればなー、と思っています。
でも多少粗削りな方が、列車の揺れや走行音などから風情を感じることもありますので、これはこれで。|д゚)

…豊橋鉄道の路面電車は、多くは他社から譲渡された車両で構成されています。
この電車は、廃止された名鉄美濃町線からやってきた元「モ584」号車。
赤岩口で車庫の様子をうかがってみると、何やら見慣れた形状の電車が…と思ったら、東京都交通局(都電荒川線)からやってきた7000形車両もありました。
それぞれの車両でクセや運転方法に違いがあるでしょうから、それを操る運転士さんもさぞかし大変だろうな…と思います。
これらをまるで自分の手足のように操縦できてこそ一人前、と言えるのかも知れませんね。

ところで、ずっと前から疑問だったのですが、電車が所定の停車位置を大幅にオーバーしてしまった場合、即座にレバーサを後進にしてバックしてもOKなのでしょうか?
後ろからは後続の電車や自動車の列が迫ってきていますし、そうそう簡単にはいかないような気がしますが…。
通過扱いが無難な考えなのかも知れませんけど、乗降客からはブーイングものでしょうね。|д゚)

撮影データ:
2008年8月 豊橋鉄道東田本線 井原〜競輪場前
Canon EOS KissDigital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS
posted by くろやっこ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道画像(中部)<民鉄>