2016年11月30日

また会う日まで

今日一日、私に鉄分を補給してくれたKTXとも、そろそろお別れの時間…。
最後の記念にと、陽の当たる場所で並びを1枚。

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写真の列車は、初期に製造されたアルストム製の07編成と、後期に製造されたロテム製の42編成。
製造時期には数年の差があるのですが、見た目は変わらないのですね。
日本国内では、同じ形式の車両でも製造時期の違いによっては多少なりとも違いが見られることがよくあるのですが、KTXは国外で設計・主要部品の製造が行われたためでしょうか。
国外製のものを保守していく面での問題点として、小さな部品1つにおいてもライセンス契約に基づいて製造元から輸入して調達しなければならないことがありますね。
もちろんそのライセンス契約の内容にもよりますけど、京急2100形に導入されて話題になったシーメンス製のVVVFインバータが国内メーカーのものに変更されたのも、その点がネックになったためだという説もありますし。
先日記事にもしましたが、KTXは導入から数年の間は改造が禁止されていたということも、少なからず影響しているのかもしれません。
もしくは、単に仕様を統一することによって、保守の手間を省く狙いがあるという可能性もありますね。|д゚)
日本の鉄道ファンとしては、ついバリエーションが豊富な方が面白くてよいと思ってしまいがちですが…。

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さて、いよいよKTXが発着するホームを後にします。
改札へ向かう上りエスカレーターの途中から、ちょっと俯瞰気味に。
こうして見ると、客車の屋根の造りは非常にシンプルであることが分かります。
果たして空調設備などはどこに配置されているのでしょうか。
動力集中方式のため、電気機関車に牽引されるだけの客車に動力系の機器が必要ないことを考えると、スペースに余裕のありそうな床下に配置されていると考えるのが自然でしょうか。

発車待ちのKTXの車両も、それに乗り込む乗客の様子もこれで見納め。
いや、時間と資金に余裕があったら、また必ずこの地を訪れるからね。それまでほんのしばしのお別れだ!
…と心に誓ってから10年経ちましたが、まだその余裕は一向に訪れません。|д゚)
また海外の鉄道に乗る機会はあるかな?
でもとりあえずは、まだ乗り・撮り・録りなどの済んでいない、日本国内の鉄道めぐりを優先することにしますか。
正直言うと、現状ではそれすらも微妙な状態ではありますが…。

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その翌日、JALで帰国の途につきました。
ラッキーなことに窓際の座席が確保できたので、そこから見える機外の様子を1枚。
飛行機が高度を上げて雲を抜けると、窓の外は超天気。陽の光も眩しく、空の色はまさにトゥルーブルー。
前日には雲一つない晴天だった韓国でしたが、この日は雲り。そのせいもあり、眼下には美しい雲海を見ることができました。
贅沢を言えば、もっと窓がきれいだったらよかったのに…。|д゚)
さらに言えば、隣に座っている人が「眩しいので窓を閉めて」と言わなければ、日本までの空の旅をより楽しめたのですが。
まぁ仕方なし。

インチョン(仁川)空港から成田空港まで、およそ2時間40分の旅。
ソウル市街から仁川空港までは、当時まだアクセス鉄道が開通していなかったので、1時間以上のバス移動が必要でした。
そして成田空港から自宅までは、快速電車と各駅停車を乗り継いで1時間30分ほど。
韓国から日本までの飛行機はなんやかんやですぐ着いてしまう印象ですが、陸上の移動に思いのほか時間がかかります。
ソウル中心部からほど近い金浦空港から羽田空港に着く飛行機ならば、もうちょっと時間が節約できたのかも知れませんが、国際線は仁川にほとんど移行してしまいましたし、安価なチケットではどうしても成田到着の便になってしまうんですよね…。
まぁ成田空港から地元駅までは乗り換え1回で済んでしまいますし、快速電車ではグリーン車に乗れば移動は楽なので、それほど悪くはないのですが。

さて、今月は韓国、主にKTXの話題に終始してしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
実はまだまだ載せきれなかった写真がたくさんあるのですが、それはまたの機会にということで。|д゚)

来月からはまた国内の鉄道写真を掲載していく予定ですが、寒い時期にはあまり撮り鉄のために外出していないこともあって、ストックが少なめです。
もちろん、それでもできるだけペースを崩さずに更新していく気持ちではありますが、もしかしたら間隔が空いてしまうことがあるかも知れません。
…広い心と生温かい目で見守っていただければ幸いです。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月28日

KTXをよく見てみよう

KTX車内で激辛弁当の洗礼を浴びたものの、広々とした特室の快適なシートにのんびりと身をゆだねていたおかげか、さほど乗り疲れもなく、無事ソウルまで戻ってきました。

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時間はまだ14時台。
もともと在来特急を使って戻ってくるつもりだったところをKTXに乗ったおかげで、予定より時間に余裕があります。
天気もよく、ソウルのどこを観光するかということも特に決めていなかったこともあって、せっかくなので乗るだけでは分からなかったKTXの細かい部分を撮影してみようと、カメラを片手にホームをうろうろしてみることにしました。

さて、とりあえずは…。
特室で往復したので一般室の様子をまだ見ていなかったなー、ということに気づき、発車待ち中の車内に入ってみました。

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シートやカーテンをはじめとした車内は全体的に緑系の色で統一されており、特室と比べると高級感という面ではちょっと劣りますが、こちらもなかなかさわやかでいい雰囲気です。
車体幅の狭さを考えると2+2配列のシートは若干狭苦しい感じがしますが、ソウル〜釜山を乗り通した場合でも3時間を切るくらいの乗車時間なので、まぁこれもアリといえばアリですね。
そして奥の方をよく見てみると、シートが進行方向と逆向きになっていることがお分かりいただけると思います。
せめてここを転換式にしてくれるだけでだいぶん違うと思うのですが、アルストムとの契約上、開業からしばらく(数年)の間は改造を施すことを禁じられていたのだとか。
しかし、ヨーロッパでは一般的なこのスタイルも、アジア圏ではあまり受け入れられないのでは…。
それは逆向き座席の料金が値引きの対象になっていることからもうかがえると思います。(この点、ヨーロッパでも同じなのでしょうか?)
特に前向きと後ろ向きの座席の境目に至っては、4人掛けのボックスシート形式が強要されてしまうため、例えば1人でその席についたときには、見ず知らずの3人に囲まれて気まずい時間を過ごすことになってしまいそうです。
ただ、4人一組で乗るときには、あえてその部分を指定して乗車することにより2人分は値引きになるというメリットがあるため、まぁケースバイケースで賢い使い方をしましょうね、といったところでしょうか。

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車外に出て、足回りの様子を撮影してみました。
ホームの高さが日本国内のそれと比べてかなり低いため、駅に停車中でもこんな写真が撮れるのは新鮮です。
乗っているだけでは気づかなかったのですが、連接台車だったんですね。
KTXはTGVをベースとした車両なので、この台車についても同様の造りになっています。
アルストム製のため、台車についてもいわゆる「アルストム式」が採用されているものと思われます。
私はそのあたりの造りに詳しくないので、この写真から判別する能力がないのが情けないです…。|д゚)
連接台車といえば、日本国内においては一部の私鉄に少数が存在していますが、あまり流行ってはいないようですね。
小田急の特急電車に代表される台車形式ですが、JRではE331系で大コケした例もあり、もしかしたら日本の鉄道事情には合っていないのかも知れません。
…ところで、連接台車で結ばれた車両同士を切り離す時って、どうするんでしょうか。
結構面倒な作業になりそうですけど、私自身その様子を見たことがないので、ずっと疑問が残ったままです。|д゚)

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今度はKTXの肝である電気機関車の、パンタグラフに目を向けてみました。
昨今はどこにでもあるシングルアーム式のものですが、同じ高速鉄道の新幹線のそれと比べると、造りがかなり独特なのが印象的です。
架線に触れる部分は四角形を形成しており、すり板が3点あるようにも見えます。
その下には筒状の何かがあるのですが、何のためにあるのかは分かりません。
…KTXは電気機関車を含めて20両編成ですが、パンタグラフが上がるのは最後尾になる車両の1か所だけだそうで。
300km/hオーバーで走る長大編成の列車の電力供給元が、これ一つ、というのは驚きです。
以前の記事にも書きましたが、KTX1編成の出力は13560kW。
そして架線には(交流?)25000Vが流れていることから、このパンタグラフには相当な負荷が掛かるのではないかと思いますが、もし故障などが発生した時には最前部の電気機関車のそれに役目を切り替えたりするのでしょうか。
電力が一極集中するので、電気機関車の配線などは相当丈夫に造られているのでしょうね。
新幹線は動力分散式のためパンタグラフも複数上がっており、もし一部が故障してもユニットカットという措置で運転を継続できますが、ことKTXの場合はこれがダメになったら恐らく停車を余儀なくされるでしょう。
安定・安全な運転を確保する上で、これって果たしてどうなの?と思ってしまいます。|д゚)

さて、KTXの各部を速足ながら見てきましたが「ところ変われば品変わる」とはよく言ったもので。
日本での当たり前が、ちょっと海を越えただけで全然通用しないというのは面白いですね。
航空券を往復で買っても数万円で済んでしまうお隣、韓国。
今は情勢が不安定なのでおすすめできませんが、日本の常識に飽きて刺激が欲しい方には、手軽に行けるワンダーランドとして魅力がたっぷりな国なので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月26日

テジョンの駅弁

時刻はまもなく13時。
ソウル行きの切符を無事買えてひとまずホッとしたところで、お腹が空いていることに気づきました。
そういえば朝食を食べてから今まで、何も口にしていなかったよなぁー。
しかし、ソウルに戻ってから食べるものを探すのも大変そうだし、はてどうしたものか。
…と思っていたら、構内にお弁当屋さんがあるのを発見しました。

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これはグッドタイミング!
KTXでの移動中に食べることができるので時間のロスをなくせるし、何より海外で駅弁が食べられるなんて、結構貴重な体験じゃないか!?
という訳で、この日の昼食はここのお弁当で決まり。

じゃあ早速、と売り場に行ってみると、誰もいない…。
「チョギヨー」と声をかけたら、奥から気のよさそうなおばちゃんが出てきてくれました。
しかしメニューはすべてハングルで書かれているので、言葉で伝えるのは無理…。
なので、看板に書かれている焼肉弁当を指差して「イゴ、イゴ、ジュセヨ!」と言ったら何とか通じました。
ここで中国人と間違えられたのは、今となってはいい思い出です。|д゚)

この時注文した焼肉弁当は、確かこのお弁当屋さんの中でもトップクラスの価格設定で、12000ウォン支払ったと記憶しています。
これだけ値が張る(当時のレートで日本円に換算したらそれほど高いものではないのですが)んだから、さぞ美味しいのだろうな。日本人の口に合うものであればいいのだけど。海外での食べ物選びはギャンブル性が高いから…。
などと不安感を持ちつつお弁当ができるのを待っている間、店員のおばちゃんが英語を交えて色々話しかけてくれます。
そんなやり取りをしていて気づいたのは、韓国の人は日本人と比べると全体的に英語のスキルが高いな、ということ。
日本では普通、地方の駅のただのお弁当屋さんのおばちゃんと英語で会話できることって、まずないと思うんですよね。
一方、私の英語力は本当に微々たるものなので、たまに聞き取れない部分があったりして。
途中、何か質問されたっぽいのですが、よく聞き取れなかったので「オーイェス。オッケーオッケー!ハッハー!」と適当に返したところで、今度海外へ行くときにはもっと英語の勉強をしていかないとならないな…としみじみ思ったのでした。(;´・ω・)
意外な場所で異文化コミュニケーションを体験させてくれたことと、ちゃんとKTXの発車時刻に間に合うようにお弁当を作ってくれたことに対して「カムサハムニダ!」と感謝の意を込めてお礼を言ってから、プラットホームに向かいました。

まもなくKTXが到着して、2度目となる特室のシートに腰をかけましたが「乗車後すぐにお弁当モードに入るのはちょっと違うよね」というよくわからない主義を掲げつつ、とりあえずテーブルにまだ袋に入ったままのお弁当を置いて、列車がスピードに乗ってくるのを待ちます。
200km/hを越えたあたりで、それではいよいよ…とお弁当のふたを開けてみると。

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赤い!赤いぞ!!どんだけ赤いかって…白飯以外はほぼ真っ赤じゃないか!これはやっちゃったか!?
しかし、料理は見た目より味!食べてみなくちゃ良し悪しは分からないじゃないか。
おそるおそるメインの焼肉を一切れ口にしたところ…。

うわ、旨っ!めちゃめちゃ旨いじゃないですか!
焼肉屋さんで食べる肉もそうですが、なぜに韓国の焼肉はこんなに旨いのか。
これどこ産の肉?何か特別なものでも入っているの?少なくとも私は日本国内でこの味に巡り合ったことはないんですが!
などと感動しつつ、二口目を味わっていると…。

うわ、辛っ!めちゃめちゃ辛いじゃないですか!
と、と、とりあえず付け合わせで舌をリセットして…って、これも辛いのか!
すかさず付いてきた味噌汁を飲んで一段落して考えます。
「…これ、全部いける?」
いや、確かに旨いことは旨いので、決して無駄にはしたくない。しかしこの辛さは想像以上…。
味噌汁はすでに半分消費。別にミネラルウォーターが付いているのはなぜかと思ってはいましたが、理由が分かりました。
これは韓国の人でも辛いと感じるレベルのものなんだと。
しかし、ここでギブアップしては自称「試食のプロ」の名が廃る。
白飯もあることだし、上手くペース配分していけば完食は可能!

それからは「旨っ!」「でも辛っ!」「やっぱ辛っ!」の繰り返しでしたが、結果として何とか完食には成功しました。
付いてきた味噌汁とミネラルウォーターはすぐになくなり、白飯をお替わりしたいところを耐え、特室の車内サービスであるKTXロゴ入りミネラルウォーターのペットボトル2本を空けるという、厳しい戦いの末にむしりとった勝利です。

最終的な感想としては「辛いけど旨さは天下一品!満足!」です。

…しかしその後、胃痛を感じた上にお尻がヒートアップすることになるのですが、この時はまだ知る由もないのでした。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 大田・KTX車内
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月24日

大田駅の時刻表と

テジョン駅に戻ってきました。
ここからソウルに戻って観光をするために、列車の切符を買わなければなりません。
KTXは行きで乗ったから選択肢から外すとして、所要時間は倍くらいかかるけど、在来特急に乗ってみるのも面白そう。
そんな訳で、何かいい列車はないものかいな…と出札口上に掛かっている時刻表を見てみました。

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現在の時刻は13時の10分前。
それを踏まえると、ちょっと待ち時間はあるけど13:29発の1004列車「セマウル号」に乗れそうです。
よし、これにしよう!と決心し「次のセマウル号の切符をソウルまで」と出札さんに伝えてみたところ。
いきなり半ギレの口調で「Sold out!!!」と一喝されてしまいました。
…あ、あれ?何かいけないことしたかしら?
と考えてみても、私の足りない英語能力では余計なことは一切言えないはずだし。
それとも、逆に言葉足らずだったのかな?

でもまぁ、とりあえずセマウル号が満席なのは分かったことですし。
となると…次の在来特急を待つには時間のロスが大きくなってしまうので、致し方なし。
その前の13:15発KTX136列車に乗ることにしました。
さっきの半ギレ出札と再び相対するのは正直言って嫌でしたけど、これもまた致し方なし。
「それじゃ、次のKTXをソウルまで。特室で。」と伝えると、復唱もなしに無言で機械を操作した上、切符を投げて渡してくれるという、かつてないほどの素晴らしい接客態度を見せてくれました。
普段からそうなのか、それとも日本人が嫌いだからなのか。
そんな腹の内は私の知ったことではないのですが、まぁ、たまにはそんなこともあるよね。切符は買えたんだしいいか。
…と納得するしかありませんでした。(´Д`)

それにしても、この時刻表。よく見てみるとなかなか興味深いところがあります。
まずはKTXを含めた特急列車の本数の多さ。
特急列車しか記載がないので余計にそう見えるのかもしれませんが、それにしてもこの列車密度は日本国内でもお目にかかれる路線はそうないのではないでしょうか。

それと、ムグンファ号やセマウル号って夜行列車の設定もあるんですね。
どれもソウル行きの列車ですが、到着時刻が2時とか3時とか…一番遅くても4時台。
そんな時間に到着できても、いくら首都ソウルとはいえどうすることもできないのではないかと思いますけど。
しかし、そんな列車でも複数の設定があるってことは、それなりの需要があるということなのでしょうね。
これら在来特急の客室設備がどれほどのものかは分かりませんが、日本でかつて存在した165系大垣夜行の直角ボックスシートで鍛えた不屈の精神力があれば、何とか乗り切れるのかもしれませんね。
わざわざ海外まで赴いてあえて苦行に挑むなんて、どんだけだよ!と思う一方、ちょっと興味はあるんですよね…。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 大田
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月22日

テジョンでプチ冒険

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ソウル駅を出発しておよそ1時間。
私を乗せたKTXはテジョン(大田)駅に到着しました。
せっかくの特室、もうちょっと乗っていたかった気持ちはあったのですが、比較的近距離にあるこの駅を到着地点とあらかじめ決めていたため、コリアレールパスを買っていなかったんですよね…。
釜山まで乗ってKTX制覇を目的とするなら話は別ですが、貴重な海外での1日を、乗り鉄のみで終えたくなかったって考えもありましたので。
…とはいえ、ここまで来てみたものの、これからどうするかってことを全く計画していなかったので、ちょっと途方に暮れてしまいました。
恐らくKTXが開通したのと同時期に改築されたと思われる、きれいな駅舎の写真を1枚…。
地下鉄に乗るという選択肢もなくはなかったのですが、どうせ終点まで行って折り返してきて終了でしょうし、外の景色を全然楽しめないもちょっとな…ということでボツに。
とりあえず、迷子にならない程度にブラブラ歩いてみようという結論に達し、まずは駅前の目抜き通りへ出ることにしました。

…が、観光を目的として歩いていると、これがまぁつまらないこと。|д゚)
ならば、韓国の気取らない一般市民の様子を観察・体感することに徹しよう!ということで、大通りを外れてちょっとした路地に入ってみたりしました。

そうして視点を変えてみると、意外と面白いものが目に入ってくるものですね。
例えば、まるで地獄のもののようにぐつぐつ煮立った真っ赤な液体に浸してある、何だかわからない食べ物を売っている道端の屋台とか。
それは私の内に秘めた冒険心を駆り立てるには十分なものでしたが、日本へ無事に帰るためには手を付けてはいけないもののような気がして、匂いを嗅ぐだけでスルー。
やっぱりというか、メチャクチャ辛いものであるっぽいことだけは分かりました。

あ、ダイソーの韓国支店も見つけましたよ。
「100ウォンショップ」と銘打ってあり、商品のラインナップは日本のダイソーとほぼ同様。日本語が書いてある商品も多く見かけました。
100円に消費税が上乗せされる日本の店より若干お買い得…ですが、こんなところで荷物を増やすのもバカバカしいので、これもスルー。

そうこうしながら30分ほど歩いたでしょうか。
大きめな市場を発見したので、何を買う訳でもないのですが好奇心に任せて入ってみることに。

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市場と言っても、ソウル近辺にある「東大門市場」みたいに、外国人や若者の集まるおしゃれな場所とは大きく違います。
いうなれば地元民の台所、本当の意味での「市場」といった雰囲気です。
外国人はまず訪れない場所と言っていいでしょう。
そのせいか、どこを見回してもハングル文字ばかりで、私には何を売っている店なのかすらさっぱり分かりません。
それにどの売り物も、生鮮品や畜肉など到底日本に持ち帰ることはできないようなものばかり。

また、日本人が見たらびっくりするようなものも、平気で陳列されていたのが印象的でした。
犬の肉やら、豚の生首やら…。韓国の人にとっては普段の食材として当たり前のものなのでしょうけど、それに向けてシャッターを切る勇気は出ませんでした。
中にはちょっとした犬肉料理を提供している店もあり、冒険心も手伝って「人生の経験の一つとして食べてみようかな?」と思いましたが、その瞬間、日本で私の帰りを待っている愛犬の顔が浮かんできたので…。(;´・ω・)

…観光地を楽しく巡るのもいいのですが、こうしたディープな場所を訪れてみるのも悪くないなー、と思いました。
ただ、もしかしたら近寄ると危険なところもあるかも知れませんので、手放しでおススメはできませんけど。
かなりの勇気とそれなりの旅行スキル、できれば現地の言葉に自信があるのでしたら楽しめるかもしれません。
それを考えると、私はよくそこから無事帰還して、今こうして当時を思い出しながら文章を書いていられるよなー…。

まぁ、日本大使館の前でシュプレヒコールを上げている韓国人の間に割って入って「私は日本人だ!」と叫ぶよりははるかに安全かもしれませんけどね。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 大田駅周辺
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月20日

特室に乗りますよぉー

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これから乗車するKTXの車両の側面、ドア付近の様子を1枚。
私が指定券を取った車両は、5号車の特室です。
「First Class」の文字が、これから始まる新たな旅へのワクワク感をさらに高めてくれます。
日本(JR)でいうところの「グリーン車」に相当する車両ですが、その英字表記は「Green Car」となっていますので、今一つありがたみというか…特別感をダイレクトに感じづらいですし、外国人旅行者にとっては、予備知識がないとちょっと分かりづらいかも知れません。
そこをいくと「First Class」の表記は、外国人旅行者にとっても特別感や高級感、優越感を感じやすいのではないかと思います。
私の感覚では、飛行機のファーストクラスを連想するため、余計にそう思うのでしょうね。

そして行先表示のLEDには、ハングルで「プサン(釜山)」の文字。
LED表示自体は、これまで日本で嫌というほど見てきていましたが、この時ばかりはそこにある見慣れない文字が異国情緒を盛り上げる要素の1つになっています。
ちなみに、このLED表示はハングルと英字の2つを交互に切り替えて表示させるという方法。
日本では、漢字表示の下に小さく英字を表示する方法が一般的(一部の新型車両は例外として)ですね。
パッと見での分かりやすさではその方法に分があるかも知れませんが、正確な文字の識別のしやすさでは前者の方がよいのかも知れません。
最近では技術の進歩から、両方を一度に表示しても識別性にそれほど問題のないレベルになってきていますが、私の感覚では山手線の新型車両であるE235系でようやく及第点に達したかな、といったところです。

…さて、KTXの発車時刻が迫ってきました。
外側からの撮影はこれくらいにして、特室の内装をご覧いただきたいと思います。

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思いっきりブレていますが、何となくの雰囲気はお伝えできているかと。|д゚)
同じ高速鉄道の新幹線と比べると車幅が狭いので、シートは2+1の配置になっています。
その上、座席の幅を広く取っているせいもあると思いますが、すれ違いにちょっと苦労する程に通路が狭いと感じました。
しかし、シートピッチはこれでもかというほど広くなっており、思いっきり足を投げ出してもまだ余裕のある程です。
日本人と韓国人の体格差はそれほどないと思うのですが、これほどの広さにしたのは欧米人の利用も考慮されているためでしょう。
ちなみに私の乗車した5号車は、およそ19mの車体長ですが、定員はたったの35人。
その点からも、いかに1人分のスペースが大きく取られているかということがお分かりいただけると思います。
それに加え、車内は暖色系の間接照明を多用した、特別感があり存分にリラックスできそうな雰囲気を醸し出しています。
しかし、ちょっと暗すぎない?という感覚もありました。
そのせいで、どうしてもソウル駅停車中にはブレた写真しか撮れなかったのですが。(人のせいにするな?おっしゃる通りです(;´Д`))
ただ、天気の良い日中の乗車でしたので、明かり区間に出ればそれほど気にはなりませんでした。

この列車に身をゆだね、約160km先のテジョン(大田)を目指します。
新幹線で約160kmというと、東京から那須塩原くらいの距離になりますね。
テジョンでこれといって何をするわけでもなかったのですが、KTXの営業最高速度である305km/hを体感できた上で一番近い下車駅、ということだけで決めてしまいました。|д゚)
それは日本国内でも「もったいない交通機関の使い方」といえるのに、それを海外でもやってしまうあたり、まったく自分は筋金入りだなー…と思うのでした。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月18日

KTXの印象と…

改札を受けたのち、階下のプラットホームに降りてきました。
すると…いましたいました。KTXの列車が。
暗いところを後ろから失礼しますよ。|д゚)

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ガイドブックに写真が載っていたので、大体こんな感じか…という感覚はあったのですが、実際に見てみるとやはり迫力がありますね。
初見の感想は「おぉ、やはりフランスのTGVそっくりだな!」でした。
それもそのはず。車両の造りはTGVをベースにしており、KTXはそれの韓国版、というのがコンセプトなのですから。
ただ、よくよく観察してみると、先頭車両の形状はTGVの方がもうちょっと鋭角な造りになっているようです。
そのせいか、比較するとKTXは若干どんくささを醸し出している感じがしないでもないですが、まぁこれはこれで。
…運転席窓の下、側面に「46」と表記がありますが、これは編成番号でしょうか。
それを踏まえると、KTXは合計46編成が製造されたので、これは最後に製造された最も新しい編成であることが分かります。

前述しましたが、KTXはTGVをベースにした車両なので、仕様も似通っている点があります。
先頭(前後)の機関車がプッシュプルして走る、いわゆる「動力集中方式」であることが一番の特徴でしょうか。
KTXには機関車の次位に連結されている「動力客車」が存在しており、それも含めた編成出力は13560kW。
さすがに20両という長大編成を300km/hオーバーのスピードを出しつつ安定した走行を実現するためには、これだけ大出力の機関車が必要なのですね。
ただ、KTXとほぼ同時期に製造された日本の700系新幹線は「動力分散方式」ですが、その動力車のすべてを合わせた出力は13200kWと、さほど変わらないパワーを持っています。
なので、16両編成の700系新幹線もKTXとほぼ同等の走りを実現することは可能だと思われますが、安全性や快適性などを加味した結果なのでしょうか、最高速度は山陽新幹線内で285km/hと、若干抑え気味になっています。

ちなみに、KTXの制御装置はGTO素子のVVVFインバータ。
一体どんな音を出して走るのか興味はありましたが、機関車から離れた特室にはそんな音は一切聞こえず。
中間の車両が静粛性に優れているのは、動力集中方式のメリットの一つでしょうね。

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さて、車両側面に回ってみると、このようなプレートが目に留まりました。
これはフランスの車両メーカーであるアルストム社のライセンスの元、韓国ロテム社が2003年に製造しましたよ、ということを表しています。
KTXの車両の製造は1997年に始まり、2003年まで続きました。
2002年までに造られた12編成まではアルストムで。
それ以降の、写真の46編成まではアルストムから主要な部品を輸入して、ロテムで製造されました。

さて、このロテム社。2007年にヒュンダイ(現代)社の傘下に入り、現代ロテム社と名を変えますが、それ以前、また以降にも韓国全土を走る列車の多くを製造していることで知られています。
その範囲は非常に幅広く、高速鉄道のKTXは前述の通り、電気機関車や一般の通勤列車から地下鉄車両、はたまたリニアモーターカーまで。
また、海外向けの車両も多く手掛けており、台湾や香港といった近場の国から、アメリカ、ウクライナ、ニュージーランド、タイ、フィリピンなどの国々にも輸出をしています。
しかし一部の国では、故障や不具合が多く使い物にならないため日本製の車両を導入した、といったケースもあり、安かろう悪かろうなのかな?というイメージが浮かびます。

近年、世界各地で高速鉄道のニーズが増えており、新幹線で高評価を受けている日本はもちろん、対抗して韓国製の高速鉄道も売り込みにしのぎを削っています。
日本の「Shinkansen」が外国の地で活躍する様子を想像するとワクワクしますが、果たして韓国の技術がどこまで世界に注目されるか、ライバルとしては目が離せませんね。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月16日

ソウル駅の発車案内

新ソウル駅、日曜の朝。
そのせいか、あたりにはかっちりとスーツを着た通勤客より、各地へ向かう観光客が目立つ様子がうかがえました。

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切符を買う順番待ちの間に、ふと出札口上にあった列車の発車案内表示板を見上げてみました。
が、ハングルが読めないので、何が表示されているのかさっぱり分からない…。|д゚)
「KTX」という文字と各列車の発車時刻のみはかろうじて理解できますが、その後ろに表示されている数字は何なのでしょうか。
座席の残数なのかな…と予想してみましたが、それにしては表示のあるなしや数値に違いがありすぎますから、多分違うんだろうな、と。

これを見て一つ感心したことは、思っていた以上に列車の本数が多いこと。
表示にはKTX以外にも在来線経由の特急列車も含まれていますが、それを合わせると新幹線に迫る密度になるのではないでしょうか。
しかし、ご存じの通り新幹線は行先や種別、また停車パターンや車種などが非常に多岐にわたるので、その点を加味すると大差をつけてまだまだ日本の高速鉄道の方がレベルが上だな、といった印象を持ちました。

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英字での発車案内も見つけました。
列車名、発車時刻、行先に加え、到着時刻や遅れの表示もあります。なるほど、これならばよく分かりますね。
KTXの他にも、在来線経由の特急「セマウル号」「ムグンファ号」などの表示が見られます。
そんな中、異色を放つ「Commuter」の文字。「通勤列車」っていう意味ですよね。
この新ソウル駅には優等列車しか発着しないと思っていたので、この表示はちょっと意外でした。
いわゆる一般的な普通列車は、地下鉄ソウルメトロの「『ソウル駅』駅」を通るものだとばかり思っていたので。

ところで、この英字表記を見てもイマイチよく分からない部分があります。
それは、主に行先を見ていただければわかると思いますが、どの文字をどう発音してどの文字を発音しないのかがさっぱりなのです。
上から見ていくと、セマウル号の行先は「ジンジュ」行き。
これは簡単ですが、次の通勤列車の行先はどう読むのでしょうか?
見たまま「イムジンガング」とは読まないでしょうから…「イジンガン」?
KTXの行先は「プサン(釜山)」。これは有名な地名なので分かっていますが、表示は「ブサン」になっています。
また、次のムグンファ号は「デジョン」行きでいいのでしょうか。
ガイドブックには「テジョン(大田)」と書いてあったので、その発音で切符を買いましたが。
これも見たまま読むと「ダエジェオン」になりますからねぇ…。
日本語のローマ字表記のように、すべての文字を発音して読む文化に慣れてしまうと、こういうところで苦労することになるんですね。

しかし、韓国では比較的英語が通じる人が多かったので、いざというときには英検3級止まりの私でも必死に脳みそを稼働させて、何かと助かった場面が多くありました。
また、固まっていると「どうしました?」と声をかけてくれる親切な人が多かったのも印象に残っています。
このような経験から、嫌韓・嫌日などと互いを否定的に見る人は、声の大きい一部の人だけなんだなー、と実感しました。

最後に、全然記事とは関係ありませんが、今回の短い韓国旅行中に3人から3回「中国人ですか?」と聞かれました。
私…そんなに中国人っぽい顔つきですかねぇ…。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜・京義線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月12日

ソウル駅の出札口

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新ソウル駅の中に入ってみました。
一面ガラス張りの壁面のおかげで、そこから日光が差し込んできて構内は非常に明るく、いい感じです。

写真は2階部分なのですが、そこにはご覧の通り出札口がズラリと並んでいます。
案内板を見ると、当日分の切符を販売する場所のようです。
別の場所には自動券売機もあったのですが、それを操作するのはちょっとハードルが高そうでしたので、対面式のこの窓口で、これから乗車するKTXの切符を購入することにしました。

「1時間後に出発するKTXの切符を、大田駅まで大人2枚。特室で。」
出札の係員さんは、私の発する中学生止まりの片言の英語をしっかり理解してくれました。ありがたや。
ちなみに「特室」とは、日本で言うところのグリーン車に相当する車両のことで、英語では「First Class」でいいのですが、あえてここだけは事前にガイドブックで勉強していた韓国語で伝えてみました。
それによると、特室=「トッシル」とのことでしたが、出札さんの確認の言葉を聞く限りでは「トゥクシル」と発音しているようでした。
あー、付け焼刃ではあってもわざわざ勉強して臨んだのに、ちょっと恥かいたかな…。
まぁ通じてはいたようなので、これはこれでよし、としますか。|д゚)

ところが最後の最後、いよいよお会計というところで、出札さんが何を思ったのか「一般室(イルバンシル)で座席が進行方向と逆向きになるので割引きになりま…あぁ、特室でしたね。失礼しました。」と小ボケをかましたのも、今となってはいい思い出です。
お互いに公用語でない英語でのやり取りってせいもあるのでしょうけど「ここにきて全然通じていなかったのか!?」と一寸ドキッとしてしまいましたよ。|д゚)

それにしても、21世紀に入ってから造られた韓国の看板列車であるはずのKTXが、一般室とはいえ座席の方向を変えられないようになっているってのはどういうつもり?と思ってしまいます。
日本、こと国鉄(JR)においては「急行料金=速達のための対価」「特急料金=速達と快適さのための対価」という考え方が一般的ですよね。
KTXの逆向き座席の料金がいくら割引きになるのかは分かりませんが、日本の急行料金と特急料金ほどの差額が生じるのであれば、同じ列車に2つの選択肢があるという図式は、なるほど、なかなか考えたな、と感心しますけど…真相は如何に。

次回も新ソウル駅の様子をご紹介します。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜・京義線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月08日

旧・ソウル駅舎

P1000876.JPG

前回記事にしたソウル駅に隣接する、旧ソウル駅舎。
肝心の正面が陰ってしまっているのが残念ですが…。
限られた観光時間の中において、陽があたるまでなんて待っていられないので仕方なし。|д゚)

日本人の多くはパッと見「東京駅に似てる?」と思われるかもしれません。
嫌韓寄りの人には「これもまたニダーお得意のパクりか!」と感じられることもあるでしょうが、そう言うことなかれ。
何を隠そう、設計したのは日本人なのですから。

この駅舎の歴史は古く、造られたのは朝鮮半島が日本統治下にあった1925年。
東京駅の設計を手掛けた辰野金吾から学び、建築に造詣の深かった塚本靖がアムステルダム中央駅とヘルシンキ中央駅に倣って設計したもので、それにあたっては朝鮮半島の玄関口として相応しく、世界的にも通用する質の高い建築物にすることが理念にありました。
地上2階・地下1階のルネッサンス式建築で、赤レンガの壁面にドーム型の屋根が特徴的です。
当時東洋一との呼び声も高かった東京駅に次ぐ規模の造り(のべ面積6631平方メートル)で、外装の見た目だけではなく、その内部も非常に美しく豪華なものとなっています。
新ソウル駅が完成する2004年まで駅として実際に使用されていましたが、その後韓国最古の駅舎としての価値が認められ、2009年から2年間の修復工事を経て、建造当初の美しさを取り戻しました。
現在は「文化駅ソウル284」という呼び名の史跡として、総合的な文化行事・展示の場として一般開放されています。
また、夜間にはライトアップが行われ、昼間に見られる様子とはまた違った、美しい風景を作り出しています。

修復工事に際して、写真にある「ソウル駅」の看板は取り外されてしまったとのことですので、現役時代を偲ぶことのできる様子をこの時撮影できたのは、鉄道ファンとしてはラッキーなことでした。
出来れば「駅」として利用したかったのですが、その時はまだKTXが開業していなかったので「どちらを選ぶ?」と聞かれるとちょっと考えてしまいます。|д゚)

…かつて韓国にとっては敵に他ならなかった日本人が造った建物が、こうして大切に扱われていることは喜ばしいことだと思います。
ただ、現在ここには抗日運動家の銅像が建立されているとのことで、何というか…日本人としては手放しで喜べない、複雑な気持ちになってしまいます。(;´・ω・)
日韓間には今もまだ難しい課題がいくつも残されており、それらをすべて解決するにはかなりの時間と両国民の歩み寄りが必要になるでしょう。
せっかく隣国同士の仲なんですから、無駄にいがみ合うことなんてしないで、手と手を取り合って共に前を向いて歩んで行ける関係になれればいいですね。

次回はまた、新ソウル駅について取り上げていきます。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社 旧ソウル駅
Panasonic DMC-FZ30
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