2017年10月04日

西御坊駅の北口・南口

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西御坊駅の駅舎の様子を、佇む列車と共に一枚。
この入り口は北側に存在していることから「西御坊駅北口」と呼んでも問題ないのではないかと思います。

その駅舎は木造トタンづくりで、見た目からして年期を感じさせます。
きっとずいぶん前から、変わらぬ姿でここに存在しているのでしょう。
ローカル線の駅舎としては、非常に味わいがあってよろしいのではないかと。

しかしこの建物には、ここが駅であるという旨の、看板などの案内表示は一切ありません。
列車やプラットホームがあることから辛うじて正体がわかるものの、視点をぐっと狭めて建物の外観だけを見てみると、一体何なのかすぐには理解できないかもしれませんね。
そして正面には飲料の自販機がドカンと置いてあり、入り口のキャパを狭めています。
なぜこんな邪魔になるような(邪魔になるほど利用客が多いかと言われれば、それはどうかと思いますが)置き方をしたのか理由は分かりませんが、多分この自販機の売り上げは紀州鉄道の収入になるのでしょうから、応援の意味も兼ねて1本購入しましたよ。

…さて、先ほど「西御坊駅北口」と書きました。
「じゃあ他にも入り口もあるのか?」と聞かれれば、「あります!」という答えを返しましょう。
それでは「西御坊駅南口」の様子をご覧ください。

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これ。
この隙間を進んでいくと、駅舎の中にたどり着きます。
「人ん家の敷地じゃないの!」という感想を持たれるのも、無理もないですね。
正直、私もまさか駅の入り口に続いているとは思いませんでした。
「駅前って、もっと大きい商店や広い通りがあるものじゃないの?」と考えてしまうのは、都会に住みなれているせいかも知れません。
駅まで徒歩0分(それどころか玄関から十数歩)という、都会では考えられない超優良物件ですが、路線が紀州鉄道線というあたりはお察しくださいと言ったところでしょうか…。
でもこんな様子も、ごく利用者の少ないローカル線ならではでしょう。
当然、駅の存在を示す案内表示などは一切ありませんから、まさに初見殺しですね。

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ちなみに駅舎の中からこの隙間を見ると、このようになります。
実際に利用している人物が写っているので、ちゃんと駅の入り口として機能していることが分かりますね。
…ちょっとグーグルマップでこの場所を調べてみたところ、片方の住宅が取り壊されている様子が確認できました。
そのおかげで、少なくともこの写真よりは駅の入り口が分かりやすくなっていると感じました。
同じ場所にまた住宅が建つのか、それとも違う何かに変わるのか…それは私には分かりませんが、ともあれ「こんな風景もあったんだよ」という、よい記録になりました。

この写真からは、駅舎内の天井の飾り板がいたるところではがれて、何ともみすぼらしい状態になっていることが分かります。
まるで時の流れから取り残されたような雰囲気を感じますが、これもひとつの味として許容できる範囲にあると思います。
大規模リニューアルはできればしないでいて欲しい…。
全体的な雰囲気を残したままで、最低限の保守だけに留めて欲しいと思うのは、私だけでしょうか。

撮影データ:
2008年10月 紀州鉄道線 西御坊
Canon EOS Kiss Digital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS
posted by くろやっこ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道画像(西日本)<民鉄>