2017年02月27日

緑亀、正面がちに

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時刻は15時を少し過ぎたところ。
冬至の頃と比べるとだいぶん日没の時刻も遅くなってきていますが、そろそろ本日最後のカットを撮っておきたい気持ちになってきます。

ラストに正面がちのアングルを押さえておきたいな…どこかいい撮影地は…。
と考えながら自転車を走らせていると、いつの間にか終点の亀戸駅の近くまで来ていました。
駅近くの踏切には何人かの同業さんがすでに場所をキープしていたので、邪魔するのも悪いなと思って少し戻ります。
少しと言っても、駅間の短い亀戸線。自転車の速さではものの数分で隣の亀戸水神駅が見える場所まで着いてしまいました。
まぁとりあえずここでいいか…背景の様子から察するに、正面に陽があたってくれそうだし。
と、ちょっと妥協気味になりながらカメラを構えます。

…列車はすぐにやってきました。で、撮れた写真がこれです。
確かに正面がちにはなっていますし、陽もいい感じに当たっています。しかし構図が…大失敗しました。
左右と下部はカツカツ、そして無駄に上部に余白があります。(;´・ω・)
上下についていえば、これ以上カメラを下に向けるとフェンスが映りこんでしまうのでアウト。
左右のカツカツは、ただのフレームの中に納まる列車の大きさの読み間違いです。
さらに言えば、もっとシャッタースピードを落としてLED表示をキッチリ写すこともできたはず。
でも、午前中から沿線をウロウロしていたので、もう撮りなおすのもダルいし…今日のところはこれで勘弁してやる!
…と強がりを想いながら撤収しました。|д゚)

車両の方へ目を向けてみますかね。
今回リバイバル塗装が施されたのは、写真からも分かる通り8568編成です。
亀戸方の車番が編成番号になっているのですね。
今まで近場に住んでいて、しかも亀戸線は何度か撮影に赴いていたのですが、ただの今まで知りませんでした。
また、今回正面がちに撮影して初めて気づいたのですが、中央の貫通路の窓にもワイパーが付いているんですね。
これって昔からあったんでしょうか。
運転士側→あって当然。助士側→まぁそうでしょうね。中央→何のために?
しかも拭き跡から察するに、あんまり効果があらわれていないような感じなんですけど…。
でも拭き跡があるってことは、実際に使われているってことですよね。
どなたか東武8000系に詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ともこの真意を教えていただきたいものです。

このリバイバル塗装はまだ始まって間もないですし、東武鉄道の発表では「当面の間」運行されるそうなので、まだまだこれから再挑戦のチャンスはありますね。
あとは、いざ撮る!となった時に大師線の運用に就いていて無駄足、ということがなければ。|д゚)
まぁ実のところ、それが一番怖い点ではあるんですけど…。
ただ、運用や時刻については問い合わせれば教えてくれるそうなので、不安だったら頼ってみましょうかね。
あんまりマニア的なことを聞いて本来の業務に支障を与えてしまうのはさすがにアウトですけど、マニアだったら最低限の情報(今日は走っているのか、亀戸線の運用に就く・外れるのは何時ごろか)が分かればいいのですし、マナーと空気を読むことさえ忘れなければ、まぁいいのかな。

これから暖かくなってきたら、毎年恒例の大島桜を絡めての撮影もできますし、沿線の色彩も豊かになります。
春の陽気を感じながら、自転車で撮影地を探しつつのんびりと撮り鉄…今から楽しみです。
その時には、今回の反省点を踏まえつつ、キッチリいい写真を撮りたいものです。

撮影データ:
2017年2月 東武鉄道亀戸線 亀戸水神〜亀戸
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2017年02月25日

亀戸線、緑亀のある風景

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東あずま駅近くの踏切にて。
撮影地のこの通りは、いかにも下町にあるローカル私鉄の駅前商店街、といった雰囲気が漂う場所です。
こぢんまりしつつも、商店が軒を連ねてそれなりに活気がある…同じ23区内にあるJR線の駅前とはちょっと違って地味な感じは否めませんが、それもまたいい感じです。

そんな風景の中、東武8000系リバイバル塗色の「緑亀」が踏切を横切っていきます。
すぐ近くの東あずま駅に停車するため、速度を落としてゆっくりと。
その様子はまさに「亀」といったところでしょうか。

あたりの風景に溶け込みつつありながらも、まだピカピカのその塗色はちょっと目立っていますね。
まだ運行を開始して間がないせいでしょうか。それとも、私がカメラを構えていたせいでしょうか。
振り返って物珍しそうに電車を見つめる人の姿も見られました。(この写真には写っていませんが…)
「東武っぽくない風景かも?」と言われれば、確かにそうかも知れませんね。|д゚)

この塗色が初めて世に出た昭和30年代も、このような風景が沿線で繰り広げられたのでしょうか。
当時と比べて車両こそ近代的(と言っても8000系も登場からかなりの年月が経っていますが…)になりましたが「だいたいこんな感じだったのかな?」と想像をめぐらすことはできますね。
もちろん、完全に再現というまでに至っていないことは、ご承知の通りです。
もともとは7860形という、すでに現存しない車両を使って行われた試験塗装のため、8000系とは外見に大きな違いがあることは否めませんし、当時の様子が詳しく分かる資料も多くはないかと思われます。
あくまで「雰囲気がそれっぽい」ということでご納得いただければ…ということなのでしょうね。(;´・ω・)

ところで、こうして改めて側面から見てみると、ドアの窓周りが白いことに気が付きます。
現在の東武標準色はボディーが白なので気づかなかったのですが、もともと8000系ってこんな感じだったのでしょうか。
それとも、7860形の白Hゴム押さえ(だったのかは分かりませんが…)を再現しているのでしょうか。
ただ金属押さえが光っているだけようにも見えますし、白く塗ったようにも見えますが…真相はいかに。|д゚)

撮影データ:
2017年2月 東武鉄道亀戸線 亀戸水神〜東あずま
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2017年02月23日

亀戸線の緑亀を撮る

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先の日曜は冷たい風が強く吹くとても寒い日でしたが、そのおかげもあってか見事な晴天に恵まれましたね。
この機を逃してなるものかと、16日にデビューしたばかりの東武鉄道亀戸線の8000系リバイバル塗色の列車を撮りに出かけました。
自宅から亀戸線まではそれほど遠くないため、自転車を使っての撮り鉄活動となりましたが、撮影地を探しながら撮影をするには最適の移動手段ですね。
「ここで撮ったら速攻で移動しないと!」などと気を張ることもなく「うかつな場所に置いたら駐禁を切られる!」なんて心配もなく、フレキシブルかつ自由に撮影ができました。
この日は現行東武色とリバイバル塗色の2編成が亀戸〜曳舟を往復しており、列車の頻度も間が空きすぎることもなく過密でもなく、ちょうどよい間隔だったのもよかったですね。
例え1本撮り逃しても「なに、すぐに次が来るさ…」なんて、気楽に構えていられる。
こういうのんびりしたスタイルが、私には合っているようです。(*´▽`*)

さて、今回登場した8000系のリバイバル塗色は、ご覧の通り濃い緑色をベースに白いラインが引かれています。
これは昭和30年代に、試験塗装としてたった4両だけに施された塗色を再現したものだそうです。
さすがに私が産まれるより遥か昔のことですし、試験的に短い期間だけ、しかもごく少数の車両にのみ存在した塗色なんて知る由もなく想像すらできませんでしたが、こうしてあらためて見てみると、なかなか趣があってよろしいのではないかと。
しかし本来、その時代にはまだ8000系は登場していませんし、ましてや前面の更新工事が施された車両となると、ちょっと時代錯誤なイメージがありますが…まぁ細かいことは抜きにして、これはこれで楽しみましょう。|д゚)

16日の出発式で、この塗色の愛称を「緑亀」とすることが発表されました。
車体の「緑」色と、亀戸線の「亀」を合わせたものでしょうか。
亀と名が付くとものすごく鈍足なイメージが付いて回るような気がしますが、亀戸線の最高速度を考えると、まぁそれもアリかな、なんて思います。

ここで撮影中、子供さんが踏切で列車を待っていたら緑亀がやってきたのですが、それを見て「あー!緑だー!!」と嬉しそうにしていたことが印象に残っています。
前回のリバイバル塗色同様、亀戸線沿線の方にとっても十分興味の対象となっているのでしょう。
それで思い出しましたが、昨年登場した赤いボディーに黄色い帯のリバイバル塗色の車両もまだ健在ですので、運がよければ緑と赤のリバイバル同士の並びを撮影できることがあるかもしれませんね。(=゚ω゚)

ところで、この日は絶好の撮り鉄日和となったせいか、いたるところで同業者さんにお会いしました。
列車待ちの間に鉄道談義に花を咲かせたり、「こんにちは」「お疲れさまです」など、ただ挨拶するだけでもちゃんとお返事を返してくれたりと…こういう感じが大好きなんですよね。
地味なローカル線が舞台というだけあって、皆さん心に余裕があるのでしょう。

激パ状態の有名撮影地では、どうしても「自分が、自分が」という気持ちになってしまい、なかなかこうはいかないんですよね。自分を含めて。(;´・ω・)
どうしてもその場の雰囲気にのまれてしまって、殺伐とした気持ちになってしまいます。
その点は反省しないと…。
「できるだけいい写真を撮りたい」というのはいつ何時でも考えますが、あくまで趣味なのですから。
周りがどうあれ、楽しんだもの勝ちなんですよね。(=゚ω゚)ノ

撮影データ:
2017年2月 東武鉄道亀戸線 東あずま〜亀戸水神
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2017年02月19日

夢の国のレールウェイ♪

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シンデレラ城をバックに、ゆっくりとした速度で通り過ぎていくディズニーリゾートラインのモノレール。
この単線の跨座式モノレール。路線長は5kmで、その中に4つの駅を擁しています。
最高速度は50km/hという少々のんびりとしたスピードで、およそ13分かけて反時計方向にぐるぐる周回しています。
東京ディズニーリゾートの外周をぐるりと回りますので、車窓からの景色だけでも「それなりに」楽しめますよ。
入園はしないけど…どんな様子なのかな?と、チラ見するには最適かと。

さて、車両に目をやってみると、まず目に留まるミッキーを模った窓の形状がナイスな感じですね。
形式をマニアックに言うと「10形」となりますが、一般的には「リゾートライナー」の愛称で呼ばれています。
リゾートライナーは1本6両の編成で、それが5本用意されています。
つまり、全体で30両の車両が配置されていることになりますね。
中でも、写真のブルーの帯を配した編成は、トップナンバーの第1編成。
残りの4本にもそれぞれ違う色が配されていますが、1日で全種類見ることは多分不可能だと思います…。

内装もなかなかの凝りようで、つり革はもちろんミッキーの形状。
座席はセミクロスとなっており、列車の先頭部分には展望席も用意されています。
ロングシート部分(って言っていいのか分かりませんが)においては、その固定観念をことごとく叩き壊してソファーのようになっています。
これが…私の経験した中では、最も居心地の良いロングシートだと断言できますね。|д゚)
車内アナウンスもかなり好きでして、特に英語案内の男声がテンションが高めで、聞いているだけでちょっと心が弾んでくるようです。
ここまでくると、もはや東京ディズニーリゾートのアトラクションの一つ、と言っても過言ではないのかもしれません。
でも、立派に公共交通機関なんですよ。第一種鉄道事業の免許も下りていることですし。

ちなみに、リゾートライナーはワンマン運転を行っています。
この写真を見て「あれ?じゃあ運転士さんはどこにいるの?先頭は展望席なのに?」
…と思われるかもしれませんが。
実は列車を走らせるのはATOが自動的に行い、乗務するのは主に安全確保とドアの開閉を行う車掌さんだけ、というちょっと変わった方法が取り入れられています。
いっそ「ゆりかもめ」のように自動運転を行ってもいいんじゃないかな?ともちょっと思いましたが、それでは夢やロマンを感じられないというか、野暮ですからねぇ…。|д゚)

また、このリゾートライナーを全般検査する時には、京成電鉄の宗吾工場までトレーラーを使って陸送されるというから驚きです。
なぜ京成電鉄が請け負っているのかというと、東京ディズニーリゾートを運営する「オリエンタルランド」の筆頭株主が京成電鉄であることと関係があるのでしょうね。

最後に、写真を改めて見てみましょうか。
まず逆光ですし、シンデレラ城の向きが正面でないのはが至極残念…。
そりゃまぁ入園料も払わない輩に、一番きれいな様子を見せることもないのは承知していますが。
また、奥にホテルの建物が映りこんでいたり、レール下の木々の間からチラッと見えるプレハブの建物を見ると「あぁ、こんなに近いところにいるのに、自分のいる世界はあくまで現実に支配されていて、夢の国にはほど遠い場所なんだな…。」と感じてしまいます。(;´・ω・)

そうそう。実は私が初めてディズニーシーに入園したのは、なんと東日本大震災の前日でした。
1日ズレていたらと考えると…身震いすらします。

撮影データ:
2010年2月 舞浜リゾートラインディズニーリゾートライン リゾートゲートウェイ・ステーション〜東京ディズニーランド・ステーション
Canon EOS Kiss X2 + EF70-200mm/F4L USM
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2017年01月17日

大師線のあの踏切

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東京と神奈川を結ぶ幹線道路である県道6号線(産業道路)を横切る、京急大師線の700形。
この写真の右側すぐそばに産業道路駅があるため、加減速の都合上、片側4車線のこの大きな踏切をゆっくりとしたスピードで渡っていきます。
この踏切こそが、産業道路の慢性的な渋滞の大きな原因になっていることは、この写真からもお察しいただけると思います。
もちろん踏切が閉まっている時には自動車は停車を余儀なくされますし、踏切を渡るときにも一台一台が安全確認のため一旦停止を強いられます。
日常的にこの道路を使っているドライバーは、恐らく日頃からかなりのストレスを感じていることでしょう。
「急いでいるって時に何を悠々と…」なんて、多分私がドライバーとしてここを通るときにも、多分そう感じるのではないかと思います。|д゚)

一方、空港線では京急蒲田駅付近にあった国道15号線(第一京浜)を横切る踏切が、ここと同じように渋滞の大きな原因になっていました。
駅伝大会でランナーがその踏切で足止めを食っている様子を、テレビで見られた方も多いかも知れませんね。
ですが、そちらは数年前に線路の高架化が完了し、踏切渋滞は解消されています。
京急蒲田駅の構造を全く新しいものとした上、それに合わせて本線の一部区間も高架化するなど、数年がかりでかなりの大工事が行われましたが、それらは京急の威信を形に表したものとなりました。

さて、大師線では線路の地下化工事が進行中であることは数日前の記事にも記述しましたが、その一番の理由はこの踏切の撤去にあるのではないかと思われます。
この区間は2018年に切り替えが行われるとのことなので、工事はかなり進んでいるのでしょう。
この風景も、もうすぐ過去のものとなりそうです。

写真は先日の記事と同じ日に撮影したもの。
窓ガラス越しに車内を見てみると、ガラガラであることがお分かりいただけると思います。
初詣客をすべて川崎大師駅で降ろしたためですが、だったらお正月限定で川崎大師行きの設定を作ればまたちょっと違うのかな、と思っていましたが、そんな設備を作る余裕は現状の地上駅にはありませんからね…。|д゚)
かといって空港線と同様に高架にすると、この写真に写っている高速道路とぶつかってしまいますから、なるほど地下化は妥当だと言えるでしょう。

工事が完了すると、大師線を撮影できる機会はめっきり減ってしまいます。
地下になってしまっては沿線撮りができませんからね…。
この日はまだ知らない撮影地を発掘するために、小島新田駅から京急川崎駅まで沿線をブラブラと撮り歩きをしていたのですが、成果は上々でした。
しかし今思えば、デジタル一眼を手に入れたときに改めて同じことをすればよかったと、ちょっぴり後悔しています。
でもまさか、大師線が地下化されるとは夢にも思っていませんでしたからね…。|д゚)
気づいたときには工事が始まっていて、この日に撮影できたスポットは軒並み消滅していました。
ただ、京急川崎駅から川崎大師駅手前までは現状維持だそうですから、何かあったら多分あの有名撮影地にファンが集中するのかな…?
なんて想像していますが。今まで以上に撮影者が集まるとなると、ちょっと難儀だわぁ。(;´Д`)

撮影データ:
2005年1月 京浜急行電鉄大師線 産業道路〜小島新田
Olympus C-720 Ultra Zoom (C-720UZ)
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2017年01月07日

京急、お正月の風景

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一口に「京急でのお正月の風景」といってもいくつか候補が上がりますが、やはり大師線の存在を外すわけにはいきません。
大師線といえば、毎年干支をイメージした2種類のヘッドマークが掲示されることもあり、撮り鉄的にはどうしてもそちらに目が行きがちですが、今回の記事ではそれはひとまず置いといて…。
そう、路線名の通り「川崎大師(平間寺・へいけんじ)」への最寄り駅である「川崎大師駅」があります。
この川崎大師への初詣客は、およそ300万人。
本尊として弘法大師を祀り、厄除けの霊験あらたかであるとされており、全国でも3本の指に入る程の参拝者を集めることでも知られています。

お正月になると同路線の起点である京急川崎駅から出発する4両編成の列車は、前日から終夜運転を行っているにもかかわらず、終日初詣客で大変な混雑に。
そこにはいつものまったりムードはどこへやら、本線の平日朝の通勤ラッシュを彷彿とさせる風景が繰り広げられます。
しかしその混雑も、やはり川崎大師駅まで。
それから先は普段通り…いかにも私鉄の支線といった感じの様子に戻り、列車はのんびりと終点の小島新田駅へ向かっていきます。

写真は川崎大師駅で一気に乗客を降ろして身軽になった、小島新田行きの700形。
撮影当時(2005年。また昔の写真で攻めてくること…)の大師線は車両の世代交代が進んでいる真っ最中でしたが、まだまだ長年「大師線の主」として君臨し続けていた、この700形の活躍が目立っていたと記憶しています。
この日は他に、旧1000形の黒幕車と白幕車が1編成ずつ運用に就いていましたが、今となってはどれも京急には存在しない懐かしい車両となってしまいましたね。
大師線では同年から1500形の運用が始まり、後に2000形、新1000形、600形と、本線の増結用などでも使われていた4両の組成ができる車両が次々と投入され、700形は一部高松琴平電鉄に譲渡されたもの以外は廃車解体となってしまいました。
なお、写真の編成は1970年に川崎重工で製造されたもの。
パンタグラフがある両端の車両は「デハ(電動車)」ですが、中間の2両にはこの形式が京急初となる「サハ(付随車)」を挟んでいることから、京急の歴史を語る上では欠かせない存在の1つでした。

そうそう。
歴史と言えば、もともと京急の前身は1899年に六郷橋から川崎大師への参拝者を輸送するために開業した、この大師線であることを忘れてはなりません。
それはたった2kmという短距離なものでしたが、国内の鉄道としては初の標準軌を使用した路線であること、電気鉄道としての開業も全国で3番目(関東では初)であることなど、エポックメイキング的な存在であることも特記事項でしょう。
また、それまではいわゆる氏神様へ参拝することが普通であった「初詣」の概念を根底からひっくり返し、遠出をしてでも有名な神社仏閣への参拝する、という習慣を全国へ広めた最初の場所であることも、意外と知られていない事実です。

さて、大師線の最近の動きとしては、川崎大師駅〜小島新田駅間で線路地下化工事が進んでおり、東門前駅より先は2018年度から、川崎大師駅〜東門前駅間は2023年度にそれぞれ開業する予定になっているようです。
…小島新田駅を降りたら、散歩がてら列車の写真を撮りつつ京急川崎駅までブラブラ歩くのが時間的にも消費カロリー的にも、なにより撮り鉄的にもなかなかの醍醐味でしたが、残念ながらそれも工事の開始と共にできなくなってしまいました。
この写真の撮影地も、まもなく…もしかしたらすでに?消滅してしまったかも知れません。
4両編成がカーブを切る様子がジャストフィットするナイスなスポットなのですが、私の経験上、不思議とここで同業さんに会ったことがありません。
案外、穴場なのかも?
ですが、もう消滅が目に見えているので、ケチケチせず撮影地情報をシェアしますね。
川崎大師駅を降りて、東門前駅方面へ歩いて2つ目の踏切から。バックのポプラが目印ですよ。(=゚ω゚)ノ

P.S.
体調を崩しているせいか、まとまりがなくてとっちらかった文章になってしまいました…。
せっかくの3連休ですが、今日は大人しく寝ていることにします。|д゚)

撮影データ:
2005年1月 京浜急行電鉄大師線 川崎大師〜東門前
Olympus C-720 Ultra Zoom (C-720UZ)
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2017年01月03日

江ノ電、お正月の風景

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…新年1発目の写真がコンデジ画像で申し訳ありませんが。|д゚)

2003年のお正月(最近ずいぶん古い画像で攻めるなぁ)の江ノ電の風景です。
初詣のためと思われる観光客を満載して、腰越駅に到着した2000形の2003編成。
ここからも乗車する旅客を迎え入れますが、小さな車体の電車はすでに都心の通勤ラッシュ並みの混雑。
乗車時間が短いのでそれほど負担にはならないかも知れませんが、お正月早々ラッシュにもまれて辟易している人も少なからずいたのではないでしょうか…。

さて、この江ノ電2000形の最大の特徴は、なんといっても前面の大きな一枚窓。
運転士さんの視認性も上がると思われますが、旅客にとってみては江ノ島の風景を存分に楽しめる展望性の良さで人気の車両です。
運転席下に設置された方向幕もいい感じです。
お正月限定の、海から初日の出が上る様子をデザインした行先表示兼ヘッドマーク。
この画像からではちょっと確認しづらいと思いますが、「あけましておめでとうございます」という文字も入っています。
ここまで細かい表示は、昨今流行りのLEDではまだちょっと難しいですね。
…まぁ技術的には可能なのでしょうけど、導入や保守のコストを考えるとまだ現実的ではないのかな、と。
写真映えもしますし、やっぱりアナログ的な方向幕は最高です。(*´ω`)

藤沢行きの電車は、腰越駅を出るとすぐ併用軌道区間に入ります。
その区間を走る様子は路面電車のようにも感じられますが「じゃあ江ノ電は路面電車なんだ」と早々に結論付けてしまうのも、ちょっと違うような気がします。
確かに、いわゆる普通の電車よりは若干小ぶりな車体ですけど、台車(線路から車体の床まで)の高さもそれなりにありますし、4両編成の電車も多く運行されていますので、路面電車としてはちょっと異質な感じですよね。
「じゃあ福井鉄道はぁ?」
…と言われると「うーん?」な感じですが、ここでそんなことを論じるつもりはありませんです。|д゚)
まぁ、かつて名古屋鉄道犬山線にあった「犬山橋」の併用軌道区間と同様だという認識をすると、よりしっくりくるのではないかと。

さてさて。
この日江ノ電を訪れた真の目的は、引退が目前に迫った500形の雄姿を記録するためだったのですが、吹きすさぶ冷たい海風に身体をさらされてガクブルな状態でカメラを構えていたので、それを撮った写真はすべて手ブレで撃沈…。(;´Д`)
そんな中から、比較的まともに撮れていたこの画像を選んだという訳です。
お正月感は出ているので、これはこれでアリですよね?|д゚)

江ノ電は総延長10kmの間に15の駅がありますが、それぞれに違った風景が楽しめるのが魅力です。
沿線にも撮りどころがいっぱいあります。
一眼デジカメを手にした今、新たな気持ちで撮影に赴くというのもひと面白ですけど、あの時の寒さを思い出すと…寒がりな私にはどうにもハードルが高いです。
海風モロの鎌倉高校前駅付近で列車を待っている時には、本当に凍死するんじゃないかと思いましたからねぇ。
それに勝る程のアツい撮り鉄魂が再び芽生えてくれば、また違うんでしょうけど。
堕落したなぁ…。

撮影データ:
2003年1月 江ノ島電鉄線 腰越
Olympus C-720 Ultra Zoom (C-720UZ)
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2016年10月31日

HK100形、出庫

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車体洗浄や床下機器見学でお世話になったHK100形が、営業運転に就くために出庫します。
ヘッドライトとLED表示器を点灯させて、車庫を発車する寸前の様子を捉えました。

きれいに洗浄されたこともあってか、ボディーもガラスもピカピカになっています。
デビューから余裕で15年以上経っている車両ですが、その見た目はいまだまるで新車と見まごうよう。
特急列車が廃止された影響で、新車を導入するほど資金に余裕がないせいもあるのでしょうけど、とても大切に使われているんだな、ということが感じ取れます。
日々の手入れが行き届いていると、乗るにしても撮るにしても気持ちがよいものですね。

この写真から気づいたことは、まず前面のLED表示機。
私が開業10周年イベントで確認した時点では、赤い文字で「ワンマン普通(または快速)」と表示されるだけのものだったのですが、その後機器を大幅に更新したのでしょうか。
ご覧の通り、多くの情報と行先を交互に表示するようになっていました。
色違いのローマ字表記も加わり、以前と比べてかなり進化したなー、と感じることしきりです。

そしてスタンバっている運転士さんに目をやると「あれ、いつの間にか制服変わった?」ということに気づきます。
以前はゴールドのドゴール帽にそれと同色のジャケットでしたが、これは夏服でしょうか…帽子はハンチング(?)っぽくなっていますし、袖の部分に社紋を配したシャツをノータイで着用するものに変わっていました。
以前の制服もなかなか格好良くて好きだったのですが、このようにラフな感じを出しているのも悪くないですね。
利用者にとってより親しみやすく、身近に感じられるようになったのではないでしょうか。

さて、この車両が出て行ったおよそ1時間後に「ゆめぞらU」号が入庫してきたのですが、その車両の床下機器見学や洗浄体験ができたのかどうかは分かりません。
入庫してきたのはイベント終了間近でしたので、その時間的余裕はなかったかも知れません。
せっかくなので、ゆめぞら号には車内のすべてのカーテンを締め切った上で、トレインシアターの実演を行ってくれたら嬉しかったのですが…そのような催しが行われるという表記が案内にはなかったので。残念。

次回のイベント開催時期は…。
一番期待できるのは、開業20周年となる2017年かな?
大きな節目を迎える年なので、10周年の時と同様、ここ六日町車両基地以外に松代工務区まで解放されるくらいの大々的なイベントになってくれると嬉しいのですが。

この日の帰り際、鉄道グッズ販売コーナーのスタッフさんに何気なく「以前の制服って出ませんかね?」と話を振ってみたところ、「確かに、今は誰も着ていないものですしねー。帽子とセットで出すのもいいかも知れませんね。」とのこと。
…脈あり、と思ってよろしいのでしょうか。|д゚)
次の機会には、ちょっとお金を多く持ちだして旧制服の販売に備えてみようかな、と密かに考えています。

よほどの事情がない限り必ず参加するぞー、と今から心待ちにしています。(=゚ω゚)ノ

撮影データ:
2015年10月 北越急行ほくほく線 六日町車両基地
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2016年10月30日

車両洗浄体験

レール焼きのそれなりの味に舌鼓を打った後、再び車庫内に戻ると、そろそろ「車両洗浄体験」が始まるという時間になっていました。
先日記事にした「洗浄車両乗車体験」とは、ちょっと違いますよ。
列車に乗って洗浄機を通るのではなく、車両の外側を「手洗い」する機会です。
若干地味ではありますが、これも社員さんが日々きれいな車体を維持するために行っている重要な仕事の一つです。

ある程度観客が集まったところで「どなたかやってみたい方はいますか?」と社員さん。
興味はあったものの、お子様も多く集まっている中、いい年をした大人が「はいはーい!」と手を挙げるのもどうかと思い自重していると、社員さんが「やってみる?」と、小さな男の子を指名しました。
その子はちょっと戸惑っていた様子はあったものの、簡単なやり方を教えられながら、長いモップを持って洗剤を塗布された車両をゴシゴシと洗浄することに成功していました。

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男の子に手を当てながら「そうそう。上手いねぇ」と、優しいまなざしで見守る社員さん。
「こういうのってすごくいいなぁー…私がイベントという場で本当に求めていたのは、こんな光景なんだよね」と思いながらシャッターを切りましたが、その時の何ともほっこりした雰囲気がうまく伝わる写真になっているでしょうか。
もっと腕がよければ、より心に響く写真が撮れたのかも知れませんが、今の自分にはこれが精一杯ですわ。|д゚)

…さて、ひととおりモップ掛けが終わると、洗剤と一緒に汚れを洗い流す作業に入ります。
さっきの男の子が、これにもチャレンジするようです。
高い圧力で水が出る、業務用の特殊なホースを使って行う作業になります。

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本来ならもっと車両に近づいてきれいに洗い流すのですが、あまり近寄ると水がはねて服を汚してしまうので、今回はちょっと離れたところから体験します。
かなり水圧が強いのか、お子様の力では上手く支えきれないようで、目標に対してまっすぐ当てるのも難しい様子。
社員さんに身体を支えてもらって「もうちょっとこっちだよ」と教えられますが、なかなか上手く行かないようでした。
それでも、自分の力でほくほく線の車両がどんどんきれいになっていく様子を見ていたのですから、きっと一生もののよい体験になったことでしょう。
一連の作業が終わった時に見せたその子のキラキラした笑顔が、それを如実に表していたようでした。
…ほくほく線のことが、もっと好きになったかな?
あと15年くらい経ったら、この思い出を胸に社員として働く時がくる…のかもしれませんね。

首都圏近郊で行われるイベントではまず見ることのできない温かさが、この場にはありました。
マナーどころかルールすらなっていない同業や、まずは自分が!まずは自分が!という殺伐とした雰囲気が見られないのは、ローカル線のイベントならではですね。
ほくほく線を愛する私としては、もっとたくさんの人に良さを知ってほしいのですが、あまり多くの同業さんに注目されてこのほっこりした雰囲気を壊されるのは嫌…というアンビバレントな気持ちがあります。|д゚)

…できれば次回のイベントも、この時と変わらず始終平和な雰囲気で開催されることを期待してやみません。

撮影データ:
2015年10月 北越急行ほくほく線 六日町車両基地
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
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2016年10月27日

敢えて乗らずに

床下機器見学に続いての催しは、洗浄車両乗車体験。
この列車は特に乗車人数の制限などはなかったのですが、洗浄車両には過去に何度か乗車していたので、個人的にはあまり興味はそそられないなー…と思ったので、ダメモトで「乗車せず洗浄する車両を外から写真撮影したいので、デッキにいてもいいですか?」と社員さんに訊いてみたところ「どうぞどうぞ」とのお返事。
という訳で、ありがたくご厚意に甘えることにしました。|д゚)

まずはこの写真。

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洗浄線らしく、モップやブラシなどの様々な清掃用具が置いてあることがお分かりいただけると思います。
その様子を上手に写し込みたかったのですが、柵が邪魔してイマイチな出来になってしまったのが心残りですが。(´・ω・)
で、車両に目をやると、すでに一度洗浄機に入って洗剤を塗布した状態になっています。
洗浄車両へは何度か乗車していると前述しましたが、このように洗剤まみれになった様子は初めて見ました。
恐らくこれは乗車体験をするためだけに仕立てたのではなく、実際に洗浄が必要とされていた車両を上手く利用したものなのでしょう。
リアリティは抜群ですね。「単なるイベント」ではなく「作業の実体験」なのですから。
そう思うと自然にテンションが上がってきて、カメラを構える手にも力が入ります。|д゚)
そしてこの状態から参加者を乗車させて、いざ洗浄機へ。
一往復して元の位置に戻ってくるため、出発してまもないバックショットを撮影することもできたのですが、ここはあえて前進してくる車両に的を絞ってみました。

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ちょっと期待していたのですが、残念ながら前照灯は点灯していませんでした。
…が、尾灯も点灯していない上に運転席に乗務員さんがいる様子が見て取れるので、こちらへ向かって近づいているんだなーということがかろうじてお分かりいただけるかと。
洗浄機は車体の両側から高圧で水を吹き付けると同時に、大きなブラシを回転させて一気に磨き上げていくため、水しぶきでかすんで見えます。
その様子をこれほどの至近距離で見るのは初めての経験でしたが、なかなか迫力のあるものですね。
これを見る限りでは、車体には結構な摩擦が生じると思うのですが、この機械を使った洗浄はどのくらいのペースで行われているものなのでしょうか。
あまり頻繁にやっていると塗装がはがれたり、外壁に細かい傷がついてしまって錆の原因になったりするのではないかと心配してしまいます。
あんまり「汚れたHK100形」というものを見たことがないので、洗浄面では結構気を遣っているのだろうと思われますが、ちょっとした汚れなら、先の写真に写っているモップやブラシを使って手洗いすることでカバーしているのかも知れませんね。

…あっさり「手洗い」と言ってしまいましたが。
他の鉄道会社で使われているものと比べると小さい部類に入るかもしれませんが、それでも間近で見ると大きな車体。
結構な労力も時間も要すると思います。
具体的にはどのような方法で「手洗い」洗浄しているのか…それは次回以降の更新でご紹介できれば、と思っています。
ご期待ください。(=゚ω゚)ノ

※ただ、これまで通りの隔日更新ペースでは、今月中に紹介しきれないかも知れません。
あー、もうちょっと自由な時間があればなー…それに遅筆癖も改善しないとダメだなー…。|д゚)

撮影データ:
2015年10月 北越急行ほくほく線 六日町車両基地
Canon EOS 7D + EF24-105mm/F4L IS USM
posted by くろやっこ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道画像(東日本)<民鉄>