2016年08月02日

風景音の試み〜京急編

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これまで当ブログでは、鉄道とその周辺の景色を絡めた「風景写真」をよく撮影し、公開してきました。
私はこの「風景」を写真以外の方法で記録できないものかと常に模索してきましたが、ある時「音声」という手段があったことに気づきます。
「音声」という手法によって表現する「風景」と「鉄道」の絡み…これを「風景音」とでも呼びましょうか。
これまでは主に列車の車内アナウンスや走行音を録音してきましたが、今回はそれらとは異なる新たなジャンル「風景音」を試験的に録音してみたものを、公開したいと思います。

これがいわゆる「音鉄」と違うのは、自動放送やメロディーのみをターゲットにするのではなく、あたりの雑音や駅員さんの肉声と一緒に録音する点。
これらが揃わないと「風景音」は成り立たないと考えます。
その場の「空気感」とか「臨場感」とでも表現しましょうか…とにかく、聞き手に「まるでその場にいるような」感覚を与えたいのです。
…それに、行くところへ行けば自動放送やメロディーにはマスター音源がありますからね。
どんなに純粋にクリアに録音できたとしても、それには到底敵わないのは言わずもがな。|д゚)

さて、今回の録音場所は、京浜急行品川駅の1番ホーム。
最初のロケーションにここを選んだ理由は、京急にはたくさんの列車種別と行先があり車種も豊富で、それらがひっきりなし発着することから飽きのこない音声が録音できると踏んだからです。

この音声を録音したのは2008年8月の昼下がり。
全編を通して列車の屋根上に設置されたクーラーの動作音が聞こえますが、これも「夏」を表現する手法の一つです。
…などと大したことを言っていますが、録音方法は至ってシンプル。
スピーカーから流れる音声と列車の音が均一に録音できそうな場所を探して、その場にボケーっと突っ立っているだけ。|д゚)
しかし、あくまで「その場にいる」のは聞き手の方ですから、録音する自分の存在は消さなければなりません。
くしゃみや咳などは出そうになっても必死でこらえて、流れる汗を拭うのもトイレに行くのもしばらく我慢…結構気を遣う作業ではあります。

そうこうして小一時間ほど録音作業をしましたが、その中から聞きごたえのあると思われる部分を抜粋して公開します。
抜粋と言ってもほとんどの部分は実時刻の流れのまま。
ただ、一部無音の場所はカットしているため、実際よりはちょっと短めになっています。
とはいえ今回は頑張りすぎました。音声の長さは25分あります。|д゚)
これを果たしてどれだけの方が全部聞いてくださるのか…考えるとちょっと怖いですけど、聴きどころは満載だと思いますので、どうかお付き合いくださればと思います。
主に現在と比べて、存在しない種別や行先。停車駅の違い。列車の加減速音…特に2100形のVVVFインバータがまだシーメンス製だった。などなど。

ちなみに自動放送の女声の主は、アニメ声優やナレーター、ラジオパーソナリティーで一部の方には有名な「大原さやか」さんだそうです。
場数を踏んで経験豊富なだけあって、非常に聞きやすく耳に優しい声質ですね。
「あのキャラクターが案内をしてくれるなんて!」と感激するファンもいるようです。
この音声の中にもありますが、自動放送が流れている最中に駅員さんが肉声でアナウンスを始めると、駅員さんのマイクが優先されて自動放送は途中で切れてしまいます。
ニコニコ大百科によると、この現象を「さやカット」と呼ぶそうです。奥が深い…。|д゚)

さて、この「風景音」という試み。どれだけの方にどのような評価をしていただけるかは、まだ未知数です。
好評であれば別の路線でもチャレンジしてみたいと思っていますので、是非ともご意見を…もしくはアクセス数で示していただけると幸いに思います。

※再生の際は、音量に十分ご注意ください。


撮影データ:
2008年8月 京浜急行電鉄本線 品川
Canon EOS KissDigital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS

録音データ:
2008年8月 京浜急行電鉄本線 品川駅1番線
Sanyo ICR-PS285RM + audio-technica AT9900
posted by くろやっこ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道音声(東日本)<民鉄>

2014年01月30日

伊豆急の女性運転士さん

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今回は、以前私が開設していたWebサイト「くろやっこのでぢかめ写真館」の、鉄道に関する音声を掲載した「さうんどこれくしょん」というコンテンツで、当時閲覧者の皆さまから好評をいただいた音声を、グレード・ボリュームともに大幅アップさせて公開します。

…いや、決して使い回しして手を抜こうなどという、どす黒い魂胆は微塵もありませんよ。(笑)
「さうんどこれくしょん」で公開していた音声は、ポータブルMDプレイヤーからアナログケーブルを介してパソコンに取り込んでいたのですが、今回は据え置き型のMDデッキとパソコンを光ケーブルで接続してデジタル転送を行い、音声の取り込み作業を1からやり直したという、ちょっとした手間がかかっています。
その分、音質は向上しているはずですので、どうぞご期待ください。

さて今回の音声は、伊豆急行の看板観光列車「アルファリゾート21」の前面展望席より、女性運転士さんの喚呼をメインに据えたものとなっています。
展望席のある先頭車はモーター車ではないので、加減速の音などは入っていないのですが、その分、喚呼やジョイント音、警笛やブレーキの操作音などをクリアに聴くことができます。

今回のターゲットである伊豆急行は、平成5年に日本国内では2番目となる、女性運転士さんをデビューさせた会社です。
今でこそ、JR各社や全国の民鉄などでも普通に活躍している女性運転士さんですが、当時は大変珍しく、マスメディアなどで紹介されるほど注目の的でした。

男性の渋い声での喚呼も素晴らしいのですが、きれいに澄み渡った女性の喚呼はまた違った味わいを感じさせてくれます。
「さうんどこれくしょん」で公開したときには、某巨大掲示板で「松嶋菜々子似の美麗な声」「毎日聴いている」などと高く評価され、非常に嬉しかった思い出があります。

録音から14年の時が流れた今でも色あせない、素敵な声だと思います。
それでは、どうぞ。

※再生の際は、音量に十分ご注意ください。


撮影データ:
2000年1月 伊豆急行 伊豆急行線車内
FUJIFILM FinePix600Z

録音データ:
2000年1月 伊豆急行線普通列車 クハ2161・伊豆急下田→稲梓
SHARP MD-MS721 + AIWA製ステレオピンマイク(形式不明)
posted by くろやっこ at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道音声(東日本)<民鉄>

2011年08月13日

ユーカリが丘線 全線さうんど

今回は試験的に音声を公開します。音量に十分ご注意ください。


誰も乗っていない平日昼間のユーカリが丘線で録音しました。全線制覇した気分を、耳から味わってください。(笑)
少々音量は小さいですが、井野駅で運転士さんが交代するまでは、信号や速度制限の喚呼を聞くこともできますので、よく注意して聞いてみてください。
車内放送で流れている駅名募集の案内は、開業25周年に際して行われた期間限定のもの。
応募は多数集まったようですが、住民や駅利用者からの強い要望で、結局駅名を変えることはしなかったようです。
本気で駅名を変えたくて応募した人にとっては肩すかしをくらった感じでしょうけど、「公園」やら「中学校」なんて、ものすごくシンプルな駅名はとても珍しいので、これはこれでありなんじゃない?と思います。(笑)

それでは、ご感想をお待ちしています。

録音データ:
2008年6月 山万ユーカリが丘線 77列車 1101号車(こあら1号) ユーカリが丘〜ユーカリが丘
Sanyo ICR-PS285RM + audio-technica AT9900
posted by くろやっこ at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道音声(東日本)<民鉄>