2015年03月08日

見習いと指導

今回は久しぶりに音声を公開します。

何となく大垣夜行に飛び乗って訪問した、名古屋・岐阜近辺。
早朝の新名古屋から、名鉄特急で新鵜沼へ。鵜沼からはJR高山本線に乗り換えて、太多線・中央線を経由して名古屋に戻ろうという最中に出くわした一場面。
若い男性運転士がハンドルを握っており、その隣には厳しい顔で運転の様子を見つめる初老の男性乗務員の姿がありました。
一目見てすぐに分かりました。まだ一本立ち前の新米運転士と指導の運転士なんだな、ということが。

今回の音声には、新米の一挙手一投足に対して厳しい檄を飛ばして指示を与える指導の様子が記録されています。
最近の列車は、乗務員室と客室が完全にセパレートされている場合が多く、なかなかこういった様子を録音することは難しいのですが、この時に乗ったキハ48形は仕切りやデッキもなかったため、客室の一番乗務員室寄りの席からでも、しっかりと会話の様子がうかがえました。
容赦のない指導ですが、運転士は乗客の命を預かる仕事です。
生半可な腕では一本立ちはできないんだな、ということが容易に想像できます。
…あれから13年。あのハンドルを握っていた新米運転士は、今では立派に職務をこせるようになっていることでしょう。
もしかしたら、さらに若い運転士見習いを指導する立場にあるかも知れませんね。
自分が指導されていた、あの頃のことを思い出すのでしょうか。

…話は変わりますが。
JR東海管内の高山本線は、今月中にすべての普通列車用車両が、新型のキハ25形に置き換わることになっています。
近々のうちに、今回公開したキハ48形の音を聞くことができなくなるでしょう。
そういう意味でも、結構「おいしい」記録になったと思っています。
しかし、よくよくエンジン音を聞いてみると、原型のそれとは違う感じがします。昨今流行りの、カミンズ製エンジンに乗せ換えているのでしょうか。
とは言え、機関を換装しても新型のスペックには到底及ばず。一時の延命改造に過ぎなかったことがうかがえますね。
国鉄型気動車の灯火がまた一つ失われます…が、新型の活躍っぷりにも是非期待しようじゃありませんか。

話はあらぬ方向へ飛んでしまいましたが、今回の音声はそういった部分も考えて聞いていただけると、より味わい深いものになるのではないでしょうか。
どうぞお楽しみください。

※再生の際は、音量に十分ご注意ください。


録音データ:
2002年3月 JR高山本線普通列車 キハ48・鵜沼発車後→美濃太田
SHARP MD-MS721 + AIWA製ステレオピンマイク(形式不明)
posted by くろやっこ at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道音声(中部)<JR>