2016年11月26日

テジョンの駅弁

時刻はまもなく13時。
ソウル行きの切符を無事買えてひとまずホッとしたところで、お腹が空いていることに気づきました。
そういえば朝食を食べてから今まで、何も口にしていなかったよなぁー。
しかし、ソウルに戻ってから食べるものを探すのも大変そうだし、はてどうしたものか。
…と思っていたら、構内にお弁当屋さんがあるのを発見しました。

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これはグッドタイミング!
KTXでの移動中に食べることができるので時間のロスをなくせるし、何より海外で駅弁が食べられるなんて、結構貴重な体験じゃないか!?
という訳で、この日の昼食はここのお弁当で決まり。

じゃあ早速、と売り場に行ってみると、誰もいない…。
「チョギヨー」と声をかけたら、奥から気のよさそうなおばちゃんが出てきてくれました。
しかしメニューはすべてハングルで書かれているので、言葉で伝えるのは無理…。
なので、看板に書かれている焼肉弁当を指差して「イゴ、イゴ、ジュセヨ!」と言ったら何とか通じました。
ここで中国人と間違えられたのは、今となってはいい思い出です。|д゚)

この時注文した焼肉弁当は、確かこのお弁当屋さんの中でもトップクラスの価格設定で、12000ウォン支払ったと記憶しています。
これだけ値が張る(当時のレートで日本円に換算したらそれほど高いものではないのですが)んだから、さぞ美味しいのだろうな。日本人の口に合うものであればいいのだけど。海外での食べ物選びはギャンブル性が高いから…。
などと不安感を持ちつつお弁当ができるのを待っている間、店員のおばちゃんが英語を交えて色々話しかけてくれます。
そんなやり取りをしていて気づいたのは、韓国の人は日本人と比べると全体的に英語のスキルが高いな、ということ。
日本では普通、地方の駅のただのお弁当屋さんのおばちゃんと英語で会話できることって、まずないと思うんですよね。
一方、私の英語力は本当に微々たるものなので、たまに聞き取れない部分があったりして。
途中、何か質問されたっぽいのですが、よく聞き取れなかったので「オーイェス。オッケーオッケー!ハッハー!」と適当に返したところで、今度海外へ行くときにはもっと英語の勉強をしていかないとならないな…としみじみ思ったのでした。(;´・ω・)
意外な場所で異文化コミュニケーションを体験させてくれたことと、ちゃんとKTXの発車時刻に間に合うようにお弁当を作ってくれたことに対して「カムサハムニダ!」と感謝の意を込めてお礼を言ってから、プラットホームに向かいました。

まもなくKTXが到着して、2度目となる特室のシートに腰をかけましたが「乗車後すぐにお弁当モードに入るのはちょっと違うよね」というよくわからない主義を掲げつつ、とりあえずテーブルにまだ袋に入ったままのお弁当を置いて、列車がスピードに乗ってくるのを待ちます。
200km/hを越えたあたりで、それではいよいよ…とお弁当のふたを開けてみると。

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赤い!赤いぞ!!どんだけ赤いかって…白飯以外はほぼ真っ赤じゃないか!これはやっちゃったか!?
しかし、料理は見た目より味!食べてみなくちゃ良し悪しは分からないじゃないか。
おそるおそるメインの焼肉を一切れ口にしたところ…。

うわ、旨っ!めちゃめちゃ旨いじゃないですか!
焼肉屋さんで食べる肉もそうですが、なぜに韓国の焼肉はこんなに旨いのか。
これどこ産の肉?何か特別なものでも入っているの?少なくとも私は日本国内でこの味に巡り合ったことはないんですが!
などと感動しつつ、二口目を味わっていると…。

うわ、辛っ!めちゃめちゃ辛いじゃないですか!
と、と、とりあえず付け合わせで舌をリセットして…って、これも辛いのか!
すかさず付いてきた味噌汁を飲んで一段落して考えます。
「…これ、全部いける?」
いや、確かに旨いことは旨いので、決して無駄にはしたくない。しかしこの辛さは想像以上…。
味噌汁はすでに半分消費。別にミネラルウォーターが付いているのはなぜかと思ってはいましたが、理由が分かりました。
これは韓国の人でも辛いと感じるレベルのものなんだと。
しかし、ここでギブアップしては自称「試食のプロ」の名が廃る。
白飯もあることだし、上手くペース配分していけば完食は可能!

それからは「旨っ!」「でも辛っ!」「やっぱ辛っ!」の繰り返しでしたが、結果として何とか完食には成功しました。
付いてきた味噌汁とミネラルウォーターはすぐになくなり、白飯をお替わりしたいところを耐え、特室の車内サービスであるKTXロゴ入りミネラルウォーターのペットボトル2本を空けるという、厳しい戦いの末にむしりとった勝利です。

最終的な感想としては「辛いけど旨さは天下一品!満足!」です。

…しかしその後、胃痛を感じた上にお尻がヒートアップすることになるのですが、この時はまだ知る由もないのでした。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 大田・KTX車内
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月24日

大田駅の時刻表と

テジョン駅に戻ってきました。
ここからソウルに戻って観光をするために、列車の切符を買わなければなりません。
KTXは行きで乗ったから選択肢から外すとして、所要時間は倍くらいかかるけど、在来特急に乗ってみるのも面白そう。
そんな訳で、何かいい列車はないものかいな…と出札口上に掛かっている時刻表を見てみました。

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現在の時刻は13時の10分前。
それを踏まえると、ちょっと待ち時間はあるけど13:29発の1004列車「セマウル号」に乗れそうです。
よし、これにしよう!と決心し「次のセマウル号の切符をソウルまで」と出札さんに伝えてみたところ。
いきなり半ギレの口調で「Sold out!!!」と一喝されてしまいました。
…あ、あれ?何かいけないことしたかしら?
と考えてみても、私の足りない英語能力では余計なことは一切言えないはずだし。
それとも、逆に言葉足らずだったのかな?

でもまぁ、とりあえずセマウル号が満席なのは分かったことですし。
となると…次の在来特急を待つには時間のロスが大きくなってしまうので、致し方なし。
その前の13:15発KTX136列車に乗ることにしました。
さっきの半ギレ出札と再び相対するのは正直言って嫌でしたけど、これもまた致し方なし。
「それじゃ、次のKTXをソウルまで。特室で。」と伝えると、復唱もなしに無言で機械を操作した上、切符を投げて渡してくれるという、かつてないほどの素晴らしい接客態度を見せてくれました。
普段からそうなのか、それとも日本人が嫌いだからなのか。
そんな腹の内は私の知ったことではないのですが、まぁ、たまにはそんなこともあるよね。切符は買えたんだしいいか。
…と納得するしかありませんでした。(´Д`)

それにしても、この時刻表。よく見てみるとなかなか興味深いところがあります。
まずはKTXを含めた特急列車の本数の多さ。
特急列車しか記載がないので余計にそう見えるのかもしれませんが、それにしてもこの列車密度は日本国内でもお目にかかれる路線はそうないのではないでしょうか。

それと、ムグンファ号やセマウル号って夜行列車の設定もあるんですね。
どれもソウル行きの列車ですが、到着時刻が2時とか3時とか…一番遅くても4時台。
そんな時間に到着できても、いくら首都ソウルとはいえどうすることもできないのではないかと思いますけど。
しかし、そんな列車でも複数の設定があるってことは、それなりの需要があるということなのでしょうね。
これら在来特急の客室設備がどれほどのものかは分かりませんが、日本でかつて存在した165系大垣夜行の直角ボックスシートで鍛えた不屈の精神力があれば、何とか乗り切れるのかもしれませんね。
わざわざ海外まで赴いてあえて苦行に挑むなんて、どんだけだよ!と思う一方、ちょっと興味はあるんですよね…。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 大田
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月22日

テジョンでプチ冒険

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ソウル駅を出発しておよそ1時間。
私を乗せたKTXはテジョン(大田)駅に到着しました。
せっかくの特室、もうちょっと乗っていたかった気持ちはあったのですが、比較的近距離にあるこの駅を到着地点とあらかじめ決めていたため、コリアレールパスを買っていなかったんですよね…。
釜山まで乗ってKTX制覇を目的とするなら話は別ですが、貴重な海外での1日を、乗り鉄のみで終えたくなかったって考えもありましたので。
…とはいえ、ここまで来てみたものの、これからどうするかってことを全く計画していなかったので、ちょっと途方に暮れてしまいました。
恐らくKTXが開通したのと同時期に改築されたと思われる、きれいな駅舎の写真を1枚…。
地下鉄に乗るという選択肢もなくはなかったのですが、どうせ終点まで行って折り返してきて終了でしょうし、外の景色を全然楽しめないもちょっとな…ということでボツに。
とりあえず、迷子にならない程度にブラブラ歩いてみようという結論に達し、まずは駅前の目抜き通りへ出ることにしました。

…が、観光を目的として歩いていると、これがまぁつまらないこと。|д゚)
ならば、韓国の気取らない一般市民の様子を観察・体感することに徹しよう!ということで、大通りを外れてちょっとした路地に入ってみたりしました。

そうして視点を変えてみると、意外と面白いものが目に入ってくるものですね。
例えば、まるで地獄のもののようにぐつぐつ煮立った真っ赤な液体に浸してある、何だかわからない食べ物を売っている道端の屋台とか。
それは私の内に秘めた冒険心を駆り立てるには十分なものでしたが、日本へ無事に帰るためには手を付けてはいけないもののような気がして、匂いを嗅ぐだけでスルー。
やっぱりというか、メチャクチャ辛いものであるっぽいことだけは分かりました。

あ、ダイソーの韓国支店も見つけましたよ。
「100ウォンショップ」と銘打ってあり、商品のラインナップは日本のダイソーとほぼ同様。日本語が書いてある商品も多く見かけました。
100円に消費税が上乗せされる日本の店より若干お買い得…ですが、こんなところで荷物を増やすのもバカバカしいので、これもスルー。

そうこうしながら30分ほど歩いたでしょうか。
大きめな市場を発見したので、何を買う訳でもないのですが好奇心に任せて入ってみることに。

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市場と言っても、ソウル近辺にある「東大門市場」みたいに、外国人や若者の集まるおしゃれな場所とは大きく違います。
いうなれば地元民の台所、本当の意味での「市場」といった雰囲気です。
外国人はまず訪れない場所と言っていいでしょう。
そのせいか、どこを見回してもハングル文字ばかりで、私には何を売っている店なのかすらさっぱり分かりません。
それにどの売り物も、生鮮品や畜肉など到底日本に持ち帰ることはできないようなものばかり。

また、日本人が見たらびっくりするようなものも、平気で陳列されていたのが印象的でした。
犬の肉やら、豚の生首やら…。韓国の人にとっては普段の食材として当たり前のものなのでしょうけど、それに向けてシャッターを切る勇気は出ませんでした。
中にはちょっとした犬肉料理を提供している店もあり、冒険心も手伝って「人生の経験の一つとして食べてみようかな?」と思いましたが、その瞬間、日本で私の帰りを待っている愛犬の顔が浮かんできたので…。(;´・ω・)

…観光地を楽しく巡るのもいいのですが、こうしたディープな場所を訪れてみるのも悪くないなー、と思いました。
ただ、もしかしたら近寄ると危険なところもあるかも知れませんので、手放しでおススメはできませんけど。
かなりの勇気とそれなりの旅行スキル、できれば現地の言葉に自信があるのでしたら楽しめるかもしれません。
それを考えると、私はよくそこから無事帰還して、今こうして当時を思い出しながら文章を書いていられるよなー…。

まぁ、日本大使館の前でシュプレヒコールを上げている韓国人の間に割って入って「私は日本人だ!」と叫ぶよりははるかに安全かもしれませんけどね。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜高速線 大田駅周辺
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月16日

ソウル駅の発車案内

新ソウル駅、日曜の朝。
そのせいか、あたりにはかっちりとスーツを着た通勤客より、各地へ向かう観光客が目立つ様子がうかがえました。

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切符を買う順番待ちの間に、ふと出札口上にあった列車の発車案内表示板を見上げてみました。
が、ハングルが読めないので、何が表示されているのかさっぱり分からない…。|д゚)
「KTX」という文字と各列車の発車時刻のみはかろうじて理解できますが、その後ろに表示されている数字は何なのでしょうか。
座席の残数なのかな…と予想してみましたが、それにしては表示のあるなしや数値に違いがありすぎますから、多分違うんだろうな、と。

これを見て一つ感心したことは、思っていた以上に列車の本数が多いこと。
表示にはKTX以外にも在来線経由の特急列車も含まれていますが、それを合わせると新幹線に迫る密度になるのではないでしょうか。
しかし、ご存じの通り新幹線は行先や種別、また停車パターンや車種などが非常に多岐にわたるので、その点を加味すると大差をつけてまだまだ日本の高速鉄道の方がレベルが上だな、といった印象を持ちました。

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英字での発車案内も見つけました。
列車名、発車時刻、行先に加え、到着時刻や遅れの表示もあります。なるほど、これならばよく分かりますね。
KTXの他にも、在来線経由の特急「セマウル号」「ムグンファ号」などの表示が見られます。
そんな中、異色を放つ「Commuter」の文字。「通勤列車」っていう意味ですよね。
この新ソウル駅には優等列車しか発着しないと思っていたので、この表示はちょっと意外でした。
いわゆる一般的な普通列車は、地下鉄ソウルメトロの「『ソウル駅』駅」を通るものだとばかり思っていたので。

ところで、この英字表記を見てもイマイチよく分からない部分があります。
それは、主に行先を見ていただければわかると思いますが、どの文字をどう発音してどの文字を発音しないのかがさっぱりなのです。
上から見ていくと、セマウル号の行先は「ジンジュ」行き。
これは簡単ですが、次の通勤列車の行先はどう読むのでしょうか?
見たまま「イムジンガング」とは読まないでしょうから…「イジンガン」?
KTXの行先は「プサン(釜山)」。これは有名な地名なので分かっていますが、表示は「ブサン」になっています。
また、次のムグンファ号は「デジョン」行きでいいのでしょうか。
ガイドブックには「テジョン(大田)」と書いてあったので、その発音で切符を買いましたが。
これも見たまま読むと「ダエジェオン」になりますからねぇ…。
日本語のローマ字表記のように、すべての文字を発音して読む文化に慣れてしまうと、こういうところで苦労することになるんですね。

しかし、韓国では比較的英語が通じる人が多かったので、いざというときには英検3級止まりの私でも必死に脳みそを稼働させて、何かと助かった場面が多くありました。
また、固まっていると「どうしました?」と声をかけてくれる親切な人が多かったのも印象に残っています。
このような経験から、嫌韓・嫌日などと互いを否定的に見る人は、声の大きい一部の人だけなんだなー、と実感しました。

最後に、全然記事とは関係ありませんが、今回の短い韓国旅行中に3人から3回「中国人ですか?」と聞かれました。
私…そんなに中国人っぽい顔つきですかねぇ…。|д゚)

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜・京義線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月12日

ソウル駅の出札口

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新ソウル駅の中に入ってみました。
一面ガラス張りの壁面のおかげで、そこから日光が差し込んできて構内は非常に明るく、いい感じです。

写真は2階部分なのですが、そこにはご覧の通り出札口がズラリと並んでいます。
案内板を見ると、当日分の切符を販売する場所のようです。
別の場所には自動券売機もあったのですが、それを操作するのはちょっとハードルが高そうでしたので、対面式のこの窓口で、これから乗車するKTXの切符を購入することにしました。

「1時間後に出発するKTXの切符を、大田駅まで大人2枚。特室で。」
出札の係員さんは、私の発する中学生止まりの片言の英語をしっかり理解してくれました。ありがたや。
ちなみに「特室」とは、日本で言うところのグリーン車に相当する車両のことで、英語では「First Class」でいいのですが、あえてここだけは事前にガイドブックで勉強していた韓国語で伝えてみました。
それによると、特室=「トッシル」とのことでしたが、出札さんの確認の言葉を聞く限りでは「トゥクシル」と発音しているようでした。
あー、付け焼刃ではあってもわざわざ勉強して臨んだのに、ちょっと恥かいたかな…。
まぁ通じてはいたようなので、これはこれでよし、としますか。|д゚)

ところが最後の最後、いよいよお会計というところで、出札さんが何を思ったのか「一般室(イルバンシル)で座席が進行方向と逆向きになるので割引きになりま…あぁ、特室でしたね。失礼しました。」と小ボケをかましたのも、今となってはいい思い出です。
お互いに公用語でない英語でのやり取りってせいもあるのでしょうけど「ここにきて全然通じていなかったのか!?」と一寸ドキッとしてしまいましたよ。|д゚)

それにしても、21世紀に入ってから造られた韓国の看板列車であるはずのKTXが、一般室とはいえ座席の方向を変えられないようになっているってのはどういうつもり?と思ってしまいます。
日本、こと国鉄(JR)においては「急行料金=速達のための対価」「特急料金=速達と快適さのための対価」という考え方が一般的ですよね。
KTXの逆向き座席の料金がいくら割引きになるのかは分かりませんが、日本の急行料金と特急料金ほどの差額が生じるのであれば、同じ列車に2つの選択肢があるという図式は、なるほど、なかなか考えたな、と感心しますけど…真相は如何に。

次回も新ソウル駅の様子をご紹介します。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜・京義線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月08日

旧・ソウル駅舎

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前回記事にしたソウル駅に隣接する、旧ソウル駅舎。
肝心の正面が陰ってしまっているのが残念ですが…。
限られた観光時間の中において、陽があたるまでなんて待っていられないので仕方なし。|д゚)

日本人の多くはパッと見「東京駅に似てる?」と思われるかもしれません。
嫌韓寄りの人には「これもまたニダーお得意のパクりか!」と感じられることもあるでしょうが、そう言うことなかれ。
何を隠そう、設計したのは日本人なのですから。

この駅舎の歴史は古く、造られたのは朝鮮半島が日本統治下にあった1925年。
東京駅の設計を手掛けた辰野金吾から学び、建築に造詣の深かった塚本靖がアムステルダム中央駅とヘルシンキ中央駅に倣って設計したもので、それにあたっては朝鮮半島の玄関口として相応しく、世界的にも通用する質の高い建築物にすることが理念にありました。
地上2階・地下1階のルネッサンス式建築で、赤レンガの壁面にドーム型の屋根が特徴的です。
当時東洋一との呼び声も高かった東京駅に次ぐ規模の造り(のべ面積6631平方メートル)で、外装の見た目だけではなく、その内部も非常に美しく豪華なものとなっています。
新ソウル駅が完成する2004年まで駅として実際に使用されていましたが、その後韓国最古の駅舎としての価値が認められ、2009年から2年間の修復工事を経て、建造当初の美しさを取り戻しました。
現在は「文化駅ソウル284」という呼び名の史跡として、総合的な文化行事・展示の場として一般開放されています。
また、夜間にはライトアップが行われ、昼間に見られる様子とはまた違った、美しい風景を作り出しています。

修復工事に際して、写真にある「ソウル駅」の看板は取り外されてしまったとのことですので、現役時代を偲ぶことのできる様子をこの時撮影できたのは、鉄道ファンとしてはラッキーなことでした。
出来れば「駅」として利用したかったのですが、その時はまだKTXが開業していなかったので「どちらを選ぶ?」と聞かれるとちょっと考えてしまいます。|д゚)

…かつて韓国にとっては敵に他ならなかった日本人が造った建物が、こうして大切に扱われていることは喜ばしいことだと思います。
ただ、現在ここには抗日運動家の銅像が建立されているとのことで、何というか…日本人としては手放しで喜べない、複雑な気持ちになってしまいます。(;´・ω・)
日韓間には今もまだ難しい課題がいくつも残されており、それらをすべて解決するにはかなりの時間と両国民の歩み寄りが必要になるでしょう。
せっかく隣国同士の仲なんですから、無駄にいがみ合うことなんてしないで、手と手を取り合って共に前を向いて歩んで行ける関係になれればいいですね。

次回はまた、新ソウル駅について取り上げていきます。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社 旧ソウル駅
Panasonic DMC-FZ30
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2016年11月06日

新・ソウル駅舎

連日報道されているのでご存じの方も多いと思いますが、最近何かと話題が尽きない韓国。
現時点では朴槿恵大統領の退陣を求めて数万人単位でのデモも起こっており、支持率も一桁台まで急落したそうですが、果たして今後、国家を牽引していく政権はどうなってしまうのでしょうか。

…なんて、したり顔をして社会派を気取るつもりはありません。|д゚)
ここでは2006年(10年前か…)に韓国旅行をした時に撮影した写真を、ぼちぼちと公開していこうと思います。
「韓国で列車の写真を撮ろうとする場合、国家の事情もあるので事前にその旨の許可を取った方がよい」と聞いていたので、有名撮影地である某駅の駅長さん(日本語が達者な女性でした)に交渉したのですが、結果は見事なまでに玉砕。
そういう訳で、列車の写真はほとんど撮影できなかったのですが、ある程度鉄道に関係のあるものについてはいくつか撮ってきましたので、そのあたりをご了承の上で、よろしくお付き合いしていただければと思います。

まずはこの写真。

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首都の鉄道の玄関口であるソウル駅の様子です。
一面ガラス張りの建築様式はなかなかのカッコよさですし、そのガラスに映るビル群も近代的な印象で、その様子はまるで近年の韓国の発展ぶりが象徴されているようです。
しかし、例えば大きな地震が発生したときなどは、このガラスを多用した造りが仇となって大惨事になってしまうのではないかと心配してしまいますが、朝鮮半島の真ん中あたりに位置するここソウルでは、大地震の可能性って少ないのでしょうか…。

それはさておき。
この近代的な駅舎は、2004年に開業する韓国の誇る高速鉄道「KTX」の開業に先駆けて、2003年に完成しました。
韓国鉄道公社「KORAIL(国鉄)」の駅であるにもかかわらず、この駅舎の建築は民間資本で行われたそうです。
その割に、この写真を見る限りでは、建築に寄与したであろう企業などの広告の類が少ないように思えます。
まぁ、あんまりベタベタと余計なものをくっつけられると、せっかくの見た目の美しさが失われますからね。
これでいいんじゃないかと思いますけど。

この駅舎が完成するまでは、ここから少しずれた場所ある旧駅舎が使われていました。
旧駅舎は現在も史跡として残っているのですが、それについては次回の記事でご紹介したいと思います。

撮影データ:
2006年11月 韓国鉄道公社京釜・京義線 ソウル
Panasonic DMC-FZ30
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2013年11月07日

上海のトロリーバス

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数年前に中国を旅行したときに撮影した1枚。
上海周辺をくまなくカバーする路線バス系統の中に、トロリーバスの存在がありました。
市街地を走るトロリーバスは、日本では見られない光景ですね。

日本では行き先表示に使われる正面のスペースには、系統と「空調」の表示が。
「空調」表示は、エアコンを装備したバスにつけられるもの。
撮影当時の上海でも、ほとんどのバスにこの表示がありましたが、たまに非装備の車もちらっと見かけることができました。
真夏のラッシュ時に非冷房のバスに詰め込まれる乗客の気持ちを察すると、何だか大変そうだなぁと感じます。

当時の上海では「有煙化(動力を電力からディーゼルエンジンに移行)」が進み、トロリーバスを見る機会はあまりなかったのですが、どうしても記念に一枚収めたくて、交差点で数十分待ってようやく撮ることができました。
現在ではトロリーバスの活躍ぶりはどうなっているのでしょうか。

中国では「PM2.5」で知られるように大気汚染が深刻な問題となっていますが、まさにこういう時こそ、クリーンな動力が求められると思うのですが、いかがなものでしょう。
趣味的にもトロリーバスは魅力的ですが、環境問題においても有利な面が大きいこの動力の存在を、是非とももう一度見直してみる必要があるのではないでしょうか。
有煙化が完了して、トロリーの設備を撤去してしまう前に気づいてくれたのならよいのですが。

撮影データ:
2007年11月 中国 上海 静安寺付近
Canon EOS KissDigital X + EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS
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